水星の魔女第24話「最終回」のストーリー振り返りと感想。スレッタ、エリー、プロスペラの結末。

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終わっちまったな~。

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最終決戦仕様OP

前回言及した最終決戦仕様のOPが公式にあがってましたー。

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前回のあらすじ

宇宙議会連合レーザーを受け止めたエアリアル=エリーがボロボロに。

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データストーム汚染

エリーに声をかけるスレッタ。しかし応答がないまま自身もデータストームに引っ張られるように意識を失う。

目が覚めてからもデータストームの跡が顔から抜けきらない。プロスペラにも見られるこの現象、後に判明することだが、データストーム汚染と呼ばれるものらしい。

そうこうしている裏でプロスペラの腹心ゴドイがミオリネたちを逆制圧。

スレッタvsプロスペラ

スレッタはエアリアルの残骸を持ってプロスペラの前に参上。

プロスペラが言うには、エリーはクワイエットゼロと接続すれば再び目を覚ますとのこと。そして自身もデータストーム汚染によって身体が動かなくなりつつあり、完全に動かなくなる前にエリーを自由にすることが望みだという。

しかしスレッタは母の要求を拒否。無理だと言われながら自身でクワイエットゼロへの接続を試みる。

スレッタとエリクト(エリー)

スレッタがクワイエットゼロとの接続を試みた先に現れたのは、なんとまさかの旧エラン。原理はよくわからないが、今のエリーと同じようにデータストームの中で生きているようだ。

旧エランの手助けもあって、スレッタはクワイエットゼロとの接続、もといエリーを目覚めさせることに成功する。

そしてついに本物のエリーとの対話。スレッタはやりたいことがあるからと率直に自分の思いを語る。エリーからの返事はYES。象徴的なガンビット譲渡。一応これで和解というか、共闘路線へ。

ミオリネの策

議会連合の戦意を削ぐためのミオリネの策、それは「ベネリットグループの解散」だった。さらにその資産は地球に移転するという。

つまり、議会連合が武力介入しようとしているグループはありませんよとスカすわけだ。泥棒が来る前に家に火を放つみたいな話。

議会連合の目的は、地球を食い物にしたビジネスの拡大と、そのグループ崩壊後の復興利権であったから、その両方を都合よく潰すものだといえる。

またミオリネは同時に、議会連合が一連の事件に関わっていたことをシャディクの宣誓供述書とともに公表し罪の追求も宣言。シャディクとの取引はこのことだった。シャディクが呟いていたセリフの意味は「賽は下げられた」、一線を超えたなと。

ペイル社資産も勝手に売却。CEO4人衆の負け顔もしっかり描かれてた。本物エランは辞表。偽物そっくりというか…本物はさすがのしたたかさ。

虹色のデータストーム

スレッタは遠隔ですべてのガンダムを操りデータストームを放出。2発目を用意していたレーザーをオーバーライドし機能停止に追い込むと、そのデータストームが空間内に死者たちの魂を描き始める。エアリアルの記憶だそうだが、ソフィやノレアまでいたのは驚いた。

さすがのプロスペラも夫や博士の声に、そして何よりエリーの声に心動かされたようだった。スレッタは復讐ではなく未来を選んだ母親を赦し、エリーはスレッタや母親と一緒にいたいと訴えた。そしてとうとうプロスペラが折れて2人に謝罪するのだった。

その後、クワイエットゼロやエアリアル含むガンダムは、パーメットが青く分解し跡形もなく消え去った…。

最後は第1話再現。機体が消失し宇宙空間を漂うスレッタをミオリネが救援。

エピローグ

3年後。

  • ニカは資格試験?だっけかに合格。学校にも再入学しているよう。
  • 新エランは地球でノレアの絵のモデルを探る旅に。
  • 本物エランはジェタークCEOのグエルと商談。アスティカシアの存続に手を貸したらしい。
  • ラウダは生還したペトラと恋人のような関係。ペトラは義足。
  • シャディクは公判。さすがに重大犯罪だけあって3年経ってもまだ塀の中とは。
  • ペイル社CEOは普通の格好してた。都落ち?
  • ミオリネは地球、クインハーバーで反ガンダム反スペーシアンのデモ隊と対話。
  • プロスペラは車椅子。白髪も見える。
  • スレッタは松葉杖が必要だが、身体が少しずつ動くようになってきたらしい。
  • エリーは消滅の直前にスレッタの手によってキーホルダーに意識が移り、普通に会話できるように。小姑(夫の姉妹)を名乗っていることから、2人は本格的に結ばれたらしい。

どうせまた宇宙に資産が吸い取られるようなことになっても、「できることをする」の精神で立ち向かう…。

率直な感想

悪くはなかったけど、突き抜けるものはなかったかなって。

最終盤のガンダムらしい?謎の精神空間で死者との邂逅という神秘的な描写もあれば、「通信を切れ」「切れません」のような王道の掛け合いもあり、全体的にどことなくお祭り感というか、ポップな印象を受けました。

プロスペラについて

親と子であり、ラスボスと主人公であるという今作最大の対峙がようやく来たと期待していたのですが、思ってた以上に感動が薄かったですね正直。というのもフリがまったくなかったから。

スレッタの方は母親に対する思いの変化が自然に描かれていたと思いますが、プロスペラの内面はまったく描かれることがなく推察するしかなかったですから、そもそもどんな人間なのかが不明のまま最終回を迎えました。

結果的にスレッタが演出と言葉でプロスペラを救ったということになったのですが、プロスペラ自身の言葉が少なく、察しのいいスレッタが代弁する形で内面が語られました。親を完全に上回った!看破した!という見方もできますが、苦悩の見えなかった人物が突然救済される展開に個人的には唐突な印象を受けました。復讐ではなくてエリーの未来を優先した決断なんかも、サラッと触れられていましたが、かなり葛藤しただろうと思うのですが…。

あと、謝罪の言葉はあれど、それ以外の声かけがなかったため、親子仲がどうなったかも不明。最後の車椅子姿と老いた姿は不気味としか言いようがなかったです。

エラン

エランの登場にはびっくりしたなぁ、苦い別れ、アレはアレでいいと思いましたが、しっかり救済があるとは思いませんでした。あるいはエランの人気から? 公式Youtubeに動画あがりまくってるし。というか本当に動機面でしっかりオチをつける作品だなーとも思った。

未回収

騒動に決着はついたけども、ガンド技術どうなった?クワイエットゼロの理念は? といった謎は残されたままですね…。ガンド技術は最後にとんでもない呪いを見せつけて終わりましたし、ノートレットが考えたクワイエットゼロの理念はクワイエットゼロとともに消え去ったのでしょうか。ただまあクワイエットゼロが真ん中から崩壊していく様が孵化みたいで素敵でしたが。

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