鉄血のオルフェンズ1話のストーリー振り返りと感想。少年たちの反抗がテーマか!?

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新ガンダムシリーズ。

直前のGのレコンギスタの評判があまりよくなく、

薄い期待感のまま始まりました。

ガンダム作品は宇宙世紀シリーズとそれ以外に分かれている。

宇宙世紀シリーズは初代ガンダムの世界である。同じ世界の話なので、時代が進んでもキャラや技術が共有されていて、馴染みのキャラクターや、技術の進歩などを感じられる。一般にガンダムといえば宇宙世紀だろう。ただ続き物なので初代、Z、ZZ、逆襲のシャアと順々に見ていく必要があり、ハードルが高い。

それに対し、宇宙世紀以外のシリーズは世界を共有していない。文字通り「新作」であり、事前情報も必要なく(あれば楽しめるが)、初心者でも入っていける。鉄血のオルフェンズもここに分類される。

ストーリー解説

ガンダム作品には様式美がある。

地球の人口があふれて宇宙に移植

地球人(アースノイド)と宇宙人(スペースノイド)に別れる

スペースノイドは虐げられている(またはそのように感じる)

スペースノイドが決起して独立戦争が起こる(一年戦争)

主人公巻き込まれ第1話でガンダム起動

これは初代の流れですが、

以降の作品も大体この流れをくんでいます。

初代の独立戦争はかなりの規模だったので(約30億人死亡)

ひっくるめて「黒歴史」と呼ばれます。

「黒歴史」というワードの初出は∀ガンダムです。

ガンダムを知らない一般にも普及し「思い出したくない過去」の意味で使われていますね。

鉄血のオルフェンズの第1話も例に漏れずそんな感じでした。

公式サイトから引用

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かつて「厄祭戦」と呼ばれる大きな戦争があった。その戦争が終結してから、約300年。

地球圏はそれまでの統治機構を失い、新しい支配体系をもって新たな世界が構築されていた。仮初めの平和が訪れる一方で、地球から離れた火星圏では、新たな戦いの火種が生まれつつあった。

World|機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ

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300年前に大きな戦争があったが、なんだかんだ平和だったと。

火星圏での新たな火種とは、地球の支配からの独立を目指す運動のことですね。

第1話ではまだ平和的なデモの様子が描かれていました。

これからますます激しくなることが予想されます。

第1話で「厄祭戦」というワードはでてこなかったが、300年前の戦争に関する発言がありました。

要約すると

「エイハブリアクターという技術・動力があり、それがなければ宇宙で生活できない。

しかしそのせいで地球からの目が届かなくなった。

300年前の戦争もコレが原因みたいなもの。」

という趣旨の発言でした。

エイハブリアクターは初代ガンダムでいうミノフスキー粒子のようなものですね。

超技術or物質があってそのせいで戦いが起こったと。

「それがなければ宇宙で生活できない」

から察するにただの軍事技術だけではなく、もっと他の用途がありそうです。

始まりの舞台は

最近独立機運が高まっている

火星のクリュセ独立自治区。

主人公ミカヅキ・オーガスはそこの民間警備会社

クリュセ・ガード・セキュリティ(略:CGS)に所属している少年。

警備といっても派手にドンパチやってるので傭兵みたいですね。

会社内でも差別があり、

主人公が所属している参番組(さんばんぐみ)は差別される側のようです。

「社員さま」と恨み節をいっているのをみると

非正規雇用と正規雇用みたいなものでしょうか。

物語は

CGS参番組に「ある任務」が下されるところから始まります。

それは「あるお嬢様」を火星から地球まで移送する任務です。

このお嬢様がこの作品のメインヒロインとなる人物です。

名前は「クーデリア・アイナ・バーンスタイン」。

父親がクリュセの代表であることから、お嬢様と呼ばれているようです。

地球との関わりが深いとされているバーンスタイン家の名を持ちながら

地球に反旗を翻す独立運動の旗頭にされています。

どういう過程でそうなったのかはまだわかりませんが、本人は乗り気です。

「参番組の非正規の少年兵たち」こそが地球支配の負の象徴だと思っていて、

CGSの中でも参番組を指名した理由は

彼らと接することでその痛みをわかちあえたら、という狙いがありました。

自分を護衛する参番組との初面会のとき

その場にいた1番背が低く少年っぽいミカヅキに興味を持ち施設の案内を頼みます。

彼女は握手を求めますがミカヅキは無視をします。

そして2人きりのときに再度握手を求めます。

あなたと平等でいたいと、今度は手袋を外し誇らしげに手を差し伸べますが

ミカヅキは手が汚れているからと断ります。

そして付け加えるように

「それって平等じゃないってことですよね?」

とチクリと言って彼女をキョトンとさせます。

お嬢様は悪い人ではないですが世間知らずな天然娘って感じ。

これが主人公とヒロインの最初の出会いでした。

お嬢様の言動は当然ながら父親としては目の上のたんこぶで

地球派?のお偉いさんとの面会でも冷や汗が止まらない様子でした。

このお偉いさんは「コーラル閣下」と呼ばれ

どのくらいの大物なのかまだわかりませんが相当な人物であることは間違いないでしょう。

ノブリス」(:まだ正体不明)

からの援助を求めていて

そのためにお嬢様の存在は嬉しいようです。

そのコーラル閣下が直々に命令を下した部隊が

CGSにモビルスーツで襲撃をかけます。

狙いは明らかにお嬢様でしょう。

参番組はそれに応戦するよう命令されます。

参番組のリーダーである「オルガ・イツカ」が

一番組(多分正規)はどうするのか?と尋ねますが、歯切れのよい返答はされません。

「迂回して叩く」から少しの間だけでも、と言われたところで

オルガは理解をして最前線へ向かいます。

案の定、応援などなく、

参番組は一番組が離脱するための囮にされただけでした。

参番組の装備はモビルワーカーという火星探査機のような小さな戦車のみです。

顔なじみが1人やられ、もうダメかと思ったところで

主人公がモビルスーツ「ガンダムバルバトス」に乗って颯爽と登場。

敵MSの頭を鈍器のような武器で殴り第1話ENDでした。

感想

全体的にとてもわかり易かったですね。

比較対象がシリーズ最難Gレコってこともありますが…。

ストーリーは本当に王道です。

「子供」が主人公のガンダムは

大人への反抗も大きなテーマとなっていることが多いです。

「大人」の協力者も今後でてくるでしょうが

そういう対立軸があるなら彼らとも衝突していくはずです。

第1話では、

参番組を囮にした一番組はもちろん

その裏で  護衛の任務を命じた会社のお偉いさんも

貴重品をバッグいっぱいに詰めて脱出の用意をしてたシーンが印象的でした。

命をかけて戦っている非正規の少年兵たちと

金庫のパスワードを忘れて

愛犬の名前が…とかノンキなことを考えている大人たち。

主人公とお嬢様の掛け合いも同じようなものです。

大人の自己満足にお付き合いされる可哀想な子供たち。

兵器ですが、

モビルワーカーは主戦力には成り得ないでしょう。

第1話ですでにやられっぱなしですから今後は作業用として使用されるかと。

それか武器のチューンアップ。

現状、モビルスーツはガンダム1機だけで

モビルワーカーも役に立たないとなると

圧倒的に戦力が足らないので戦力補充イベントは絶対あるでしょうね。

火星から地球へという長い旅路ですので

ガンダムを格納する母艦は必須です。

また他に注目すべき点として

参番組に加入するときに

背中に何か埋め込む儀式があるようです。

麻酔を使わずに行われるようで

その姿はまるで奴隷の焼印のようでした。

モビルワーカーに乗る前にその背中に何かをはめていましたので

兵器に関係あることでしょうか?

ワクワクの日々がはじまりました。

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