鉄血のオルフェンズ49話「マクギリス・ファリド」のストーリー振り返りと感想。ガエリオvsマクギリスの最終決戦。

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 オルガの死への反応

 オルガ暗殺はノブリスの手先が勝手にやった。マクギリス微塵も関係なかった。その報告を受け取ったノブリスをはじめとするラスタル陣営の反応は薄い。皆殺しが目的だからいつどこで誰がどんな風に死のうが関係ないからだ。それに対して鉄華団はパニック。今から逃げようというのに敵討ちしようという声も出る。意外にもそれに収拾をつけたのがミカヅキ。オルガは死んでもオルガの命令は生きているから、と作戦に変更がないことを再確認させた。

一斉攻撃開始

 ラスタルの攻勢。目的は鉄華団の殲滅。鉄華団の目的はラスタルのシナリオにのりながら、最後は地下道から脱出して地球へ行くこと。負けが決まった最後の戦い。まずはハッシュが散った。

マクギリス・ファリド

 一斉攻撃が始まったことを確認したマクギリスは乗組員全員を船から降ろし、単独でラスタルを討ちに出かける。ギャラルホルン内の覇権争いには負けたと認めつつも、このような状況でこそ純粋な力が際立つ、とまだ夢から覚めてない様子。

  そこへ再度立ちふさがったガエリオ。自分の世界に篭りきっているマクギリスに「俺をみろ」と何度も説得をかけるもマクギリスは聞く耳を持たない。ラスタルは2人の因縁に気を使って手を出さない。純粋な一騎打ち。さあバエルの力が目覚めるのか、ガエリオの想いが勝つのか。勝者ガエリオ。モビルスーツは船内に叩き込まれ半壊。ファーストよろしくノーマルスーツでの戦いに。それを制したのはまたもガエリオ。決着が着いた。「ちゃんと俺をみろ」ガエリオの再三にわたる問いかけにマクギリスは「みえている」と答える。見えていながら見えていないフリをしていた。否定しなければ前に進めなかった。認めてもらいたかったガエリオ、それができなかったマクギリス。2人が通じ合った瞬間。それがマクギリスの死に際でなければ良かったのに。

感想

 遅れて視聴しました。稀勢の里の逆転優勝、2試合連続延長15回引き分け再試合と裏番組がかなり熱い展開だったのでね、仕方ないね。合間にチラっとチャンネルを回してみるとマクギリスとガエリオのシーンで、その様子からすぐに察しがつきました。あ、マクギリス負けたんだなって。同時に残念な気持ちにもなりました。劣勢に立たされても通常運転なマクギリスには秘策があるに違いないと確信してましたから。これがもしハッタリだとすると、これまでの完璧超人の設定が崩壊するほどに一連の行動が迂闊すぎる。だからバエルは名ばかりだった、というオチは最悪だなーと思ってたんです。それがチラ見で判明したときは残念無念という気持ちでした。

 けれど間をおいて49話を観たら、けっこう納得してしまった。もともと主観が歪んでたんだなーって。完璧超人のようだけど実はこじらせているところがあって、こじらせすぎた結果、理性が鈍ってしまった…と解釈…。

・ガエリオの「俺をみろ」というのは、1に背負っているものをみせるため、2に自分の世界に篭っているマクギリスの目を覚まさせるため、3に子供の頃から憧れだったマクギリスに認めてもらうため、という3つの意味があると思います。そのためには力で負かすしかないとガエリオ(ヴィダール)は最初から気付いていたんだなぁ。

・「お前は俺に…」「この先は言わないでくれ」「許してしまうから」

このくだりはZのジュリドを思い出したなー中身がまったく違うけど。ガエリオはマクギリスにずっと憧れていたわけですよ。だから続く言葉はガエリオを認めるようなものだと思う。

 マクギリスと似ているミカヅキ。2人の違いがどこにあるかは次回明らかになると思う…。あと1話。火星の王云々といっていた頃と比べれば、こじんまりとした終わり方になるだろうな。いや、そうなれば万々歳か。全滅の可能性もあるし、ワクワクと恐怖の中間。

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