水星の魔女第11話「地球の魔女」のストーリー振り返りと感想。スレッタとミオリネの追いかけっこ。

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1番いいところで終わりやがった!これだからTVは!

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デリング暗殺計画

デリング暗殺計画は以下の流れで実行された。

  1. ヴィムがデリングに近づいて発信機をつける
  2. ヴィムがシャディクに発信機をつけたことを連絡する
  3. シャディクが「フォルドの夜明け」に連絡
  4. その前にヴィムが避難する
  5. 「フォルドの夜明け」が発信機を狙って砲撃する

発信機をつける

共謀するフリをしてデリングに近づこうとしたが、拒否されて護衛に追い出される。なんとか護衛につけることには成功したが…。

「軍人あがりが~」のセリフから、デリングの元軍人という出自はグループ内でも異質なもので、それゆえに嫌われているのだろうということがわかる。

シャディクの裏切り

ヴィムは2時間後に脱出するとシャディクに伝えたが、シャディクはそれを待たずにフォルドの夜明けに連絡をする。つまり、巻き込まれろと。

フォルドの夜明け

地球の組織は「フォルドの夜明け」というらしい。前回描かれていたように、すでにジャックしていたジェターク社の船でプラントに近づいていた。シャディクから連絡を受け取るとすぐにジェターク社のMSデスルターを使って、まずは通信機能を遮断する。

その後、発信機を狙って2機のガンダムで砲撃。しかしデリングは発信機を見破っていたのか、無事な様子が描かれていた。ヴィムもシャディクの裏切りに気付いたが、こちらもまだ生きている。

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クワイエット・ゼロ

デリングとプロスペラの対峙。

ここで決着つくこともあると思ったが、お互い護衛がついていたから大丈夫だった(当たり前か)。プロスペラは自分の本名を明かし、エアリアルのパーメットスコアが6に達したことを話した。エランとの戦いではパーメットスコア3でガンビット、4で強化人士でも過呼吸レベルであったから、エアリアルのスコアは次元の違うところにある。

そのエアリアルのネットワーク構築パターンを反映させたデータを、デリングに渡したのだが、話の流れ的に、クワイエットゼロという装置に役立てろということみたい。

そのクワイエットゼロがなんなのかは明らかにされず。ただプロスペラにとっては既知の、デリングの計画らしい。「今はわたしの計画」という言い回しから考えると、誰かの研究を奪ったか、逆に奪われることを考えているかのどちらか。

プロスペラの目的は、単に復讐ではなかった様子。一体どういうことだ。

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スレッタとミオリネ

前回から自らの存在意義について悩んでいるスレッタ。今回も気負いすぎて空回りしている様子が痛々しかった。なんとなく居づらさを感じてミオリネから隠れている分にはまだ可愛かったけど、自分の分の弁当がなくて便所飯ならぬ便所水という、やけに解像度の高いぼっち描写には、さすがにいたたまれない思いになった。

トイレの個室で母親に電話しているところを、ミオリネに見つかって、追いかけっこスタート。追う女と追われる女。作画に力が入っていて見応えがあった。ミオリネもミオリネで思いが爆発して、めんどくさい女になったところで、フォルドの夜明けの襲撃があって2人は分断されてしまう。

水星の魔女ミート地球の魔女といったところで今回はおしまい。

その他気になった点

ケナンジ艦長

現場に駆けつけるドミニオン、プロローグ以来の登場か? 艦長は昔のエースパイロットだというケナンジという男。もしかしたらプロローグで戦ってた人か? すげー人の良い感じで、この人と戦うのはなんか嫌だな。

OP変化

もうシーズン1終わるところだけどOP若干変わってた。細かい修正もあったと思いますが、デリングのところが、地球の魔女に差し替えられていたのが大きな変化かな。背景のガンダムもくっきり描かれていた。このタイミングでデリングが消えたということは…と覚悟してたが全然無事だった。

ルブリス

フォルドの夜明けのパイロット、ソフィーとノレア。ソフィーはスレッタに興味ありありな感じだったけど、ライバルになっていくのか共闘するのか。最大の注目は、2人ともガンダムに乗っていることと、その機体名にルブリスがつくことだろう。

ルブリス=エアリアルが本命だと思っていたけど、兄弟機のようなものが出てきたことで別機体説がまた盛り返してきた? シーズン1で決着つくのかな。

感想

いいところで終わったなー。

スレッタとミオリネの追いかけっこが今回のハイライト。こんなにゴチャゴチャしたタイミングでしっかりとドラマを描いてくれたのはすごいし、嬉しいね。

スレッタは、言ってしまえば陰キャで、肌感覚が近いから気持ちがよく分かる。それに対してミオリネはこれまでの試練も自力で超えてきた超人タイプだと思っていたから、今回弱音を吐いたのが意外だったし、途端に身近な存在のように感じられた。どんなアニメでも超人タイプは多いけど、超人は超人のままでいることが多いからね。その点、しっかりと人間らしく描いているのがとても良いと思う。どちらの主人公も深みがある。

物語の起伏のことを考えると、絆が深まったということは、また遠ざかるような展開もあるのかなと思った。OPの最後も、涙するミオリネがスレッタに背を向けるみたいな演出だし。

今回全体として振り返ってみると、思ったほど劇的な展開にはならなかったな。もっとスッキリハッキリな展開になるかと思いきや、リアルな着地というか、カオスが一層広がっただけだった。

もう次がシーズン1のラスト。「今からでも間に合う」とか「シーズン2からでも楽しめる」という文句をよく見るんだけど、今作はとてもそんなライトな感じの作風ではないな…。

どうなるんだ…とうとう次回シーズン1最終回!

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