水星の魔女第23話「譲れない優しさ」のストーリー振り返りと感想。素顔を晒されるプロスペラ!

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来週で終わりです。

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グエルvsラウダ

一方的にまくし立てるラウダ。弁解するグエル。

グエルは武器を引いて抱きしめることを選ぶ。命を投げ売っての行動にラウダの心も鎮まった。フェルシーが絶妙のタイミングで仲介に入って、2人とも無事生還。めでたしめでたし。

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スレッタvsエリクト

母親もエリーも大好きだが、悪事は止めたいスレッタとエリクトの戦い。

エリクトはやはりスレッタを傷つけたくないという思いがあるようで手加減しながら戦っていた。必死で訴えるスレッタの思いは通じず、手加減をやめたエリクトがとどめを刺そうとするタイミングで、データストームに干渉が起こってドローンやその他の動きが低下。決着は後回しに。

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クワイエットゼロ内への侵入

スレッタがエリクトを引き付けている間、ミオリネたちのシャトルはパーメットリンクを切ったマニュアル操作でクワイエットゼロへと侵入。

目的は、クワイエットゼロの緊急停止コードを打ち込むこと。ベルが心当たりがあるとか言っていたね。

ハロが敵になったり、エランが手慣れた様子を発揮したりと見せ場もありつつ、入力機器のところまでたどり着いたミオリネは早速コードを入力する。

真の緊急停止コード

しかし、緊急停止コードはプロスペラが変更していたため起動せず。

そこへプロスペラも参戦し、怯えていたベルも参戦するなど、カオスな銃撃戦に。

その間、必死にコード探索するミオリネはプログラムの中に母親であるノートレットの名前を発見する。ピンときたミオリネは、母がトマトに残したミオリネへのメッセージの変換前の遺伝子コードを入力。同時にエランの銃弾がプロスペラのヘルメットを弾き飛ばす。

データストームは停止し、プロスペラの素顔も明かされる。何が進めば2つだ、お前が前に進めよと嫁が姑に説教。関係性と輩みたいな態度に笑ってしまった。

惑星間レーザーと復活のデリング

宇宙議会連合では、惑星間レーザー送電システムを使用する準備が進められていた。ガンダムシリーズ恒例のでっかいビーム。

これについて話す男性と、復興事業を担おうとするペイル社CEOが、本作最後で最大の敵ということなのだろう。

そのタイミングで、復活したデリングが議会連合の査察官グストンを通して意見表明。

要約すると、議会連合の一連の介入を別の組織も集めて審議しましょうねー…という、いわば「訴訟します」みたいな内容。

レーザー発射

しかし、議会連合の親玉はレーザーが誤作動を起こしたことにして発射を急がせる。

そのころ、停止コードによってデータストーム現象が停止したクワイエットゼロ内で、いち早く発射に気づいたエリーが、ドローン(ガンドノード)を集めて壁を構築。呼応するようにプロスペラの顔にもデータストームの紋様が出現。

瞬間発射されたレーザーに、エリー=エアリアル自身が先頭に立って盾となる。結果、クワイエットゼロは無傷。しかし、ガンドノードは残骸に、エアリアルもボロボロとなってプロスペラの呼びかけにも応答なし…といったところで終了。

感想:大人が全部悪いんや!

最後はプロスペラが折れて、ラスボスにも理由があったんだ…的な湿っぽい終わり方になるんだろうな~と予想してたら、ラスボスより悪い悪の権化みたいな奴が登場! レーザーの登場もすごい唐突だったなー。まさか今回で発射までいくとはね。

でもラストに向けて分かりやすい構図になったとは思う。これまでの傾向からいっても、最後は議会連合のお偉いさんとペイル社CEOの負け顔がしっかり描かれるんだろうな。

エピソード全体としては、「譲れない優しさ」のタイトル通り。お互いを想うからこそ戦う正義と正義の衝突。ザ・ガンダムという感じ。戦闘もドラマも見応えがあった。

ラウダの心中

突然吹っ切れたラウダ君の動機が不明だったけど、今回のでなんとなく理解できた。

ラウダはグエルと異母兄弟で、その連れてこられる過程からいって、親父の隠し子的な存在だったんだろう。名家出身でありながら、その正統でない出自にコンプレックスがあり、ゆえに自己肯定感が低かったと。ただグエルは出会った当時からラウダを見下すことなく認めていて、ラウダもそんな兄を慕うと同時に依存するところがあったのかな。

しかし、そんなグエルに逆風が吹き始めてから、自己を構成する一部が崩壊したように感じたのかなと。最初は兄に同情していたが、不安定な時期が続いたことで、兄憎しに傾き、今回の所業に出たと。

今回の「頼りないからか?」「ガンダムの力なら兄さんに並べる」といったセリフも、兄に認めてほしいんだなという気持ちが表れていたと思う。ようは振り向いて欲しかったと。

そんな歪んだ慕い方をしてくる弟に対して、出会った当時を再現するように抱きしめて受け止めたグエルはイケメンですね。演出的にも、戦闘をメインに描きつつ、ほんの少しの挿入シーンですべてを明らかにする描き方は秀逸でした。

いやーしかし、本作始まって以来、噛ませ犬的ポジションだったグエルが、まさか作中1番かっこいいキャラクターになるとは思わなかった。ラウダも苦労人で応援してたから、乱心にはビックリしたけれど、その人間臭い理由もこれはこれで魅力的に思える。

プロスペラの本心

一方でプロスペラの本心はいまだ不明…というか態度は表明しているけれど、これがすべてだったら悲しいな。

スレッタが「エリクトも母親が大好きだ」と訴える場面泣けたけどなぁ。グエルもそうだが、相手の罪も受け止めようとしているわけだ、ずっと。それでもプロスペラの表情は変わらなかった。

エリーが死を覚悟したシーンはさすがに乱れていたな。あのシーン、プロスペラの顔にデータストームの反応が出ていたのはどういうことだろう? 義手はガンドだけど、顔まで反応が出るのは聞いてない話。

本当のエリー

エリクトがとどめを刺そうとした瞬間に起きたデータストームの干渉。エリクトも不意を突かれたみたいな反応。エアリアルの方を向いてどうして?と言っていることから、これはおそらく、本当のエリーの反応だったのかなと。

エアリアルの中には本当のエリーがいて、その手足となるべくカブンの子がいて…という話だった。集合意識的にとらえていたけれど、カブンの子とは別に本当のエリーの意識がありそう。最後に見せた表情も、とてもさっきまで殺し合いをしてたとは思えないほど純朴な笑みだった。

となると、本当のエリーの気持ちは未だ明かされていないわけで、多分まだ生きているんじゃないかなーと思ってる。スレッタに思いを託して…というのが王道かなと。

OPEDは見納め?

最終回はOPEDないことも多いですから、今回で最後かなーと思ってじっくり観ましたが、やっぱりいろいろ変わってますね。

タイトルロゴ裏のクワイエットゼロ内のエアリアル、戦闘シーンも最終決戦仕様になっていて、スレッタの顔にデータストームの赤い紋様が浮かんでいたりと、公式がアップしている初期のOPと比べてかなり変化がありました。

EDも変わっていると思うけど、これだ!というポイントは見つけられませんでした。フリに合わせてガンビットが動く演出が、今回に向けたものだったのかね、とかしみじみ思ったくらい。最後2人が手を組み合うところも手がプルプルしていて切迫感がすごかった。これは前からだけど、気づかなかった。

次回:最終回

最終回「最終回」なのか、シークレットなのか。そういった楽しみもいよいよラストかー。

今回までは結構ドキドキだったけど、今回で緊張のピークは超えたので、気持ち的にはフラットに楽しめそう。終わるのかぁ~…。

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