鉄血のオルフェンズ48話「約束」のストーリー振り返りと感想。ただの敗走も利用される鉄華団。極めつけにオルガが…。

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最悪の後味(*^^)v

前回のあらすじ

 マクギリス&鉄華団vsラスタルin地球→ラスタルの勝ち

 マクギリス&鉄華団火星へ→でも無理っぽいから鉄華団は解散します

 アーブラウのマカナイ氏にID改ざんしてもらって鉄華団と関係のない一般人としてやり直そう

地下道

 鉄華団と名のつくかぎり、一切の譲歩も認められない。やり直しがきくといっても、それは今の包囲網を突破してからの話。そこで編み出されたのが「やられたフリ作戦」。基地をみずから破壊し、そのスキに基地~クリュセをつなぐ地下道を通って脱出しようというものである。しかし長年放置されていた地下道は土砂によってせき止められていて、貫通には時間がかかる。オルガとクーデリアたちは車でクリュセへ、アーブラウのマカナイ氏とコンタクトを取るために向かう。マクギリスは鉄華団の離脱を了承し、注意を引き付けることを請け負う。

アドモス商会にて

 ギャラルホルンの注意がすべて鉄華団本部に向いているためか、クリュセの街は閑散としていた。オルガは早速マカナイ氏に連絡してID改ざんの件で話をつけるも、やはり地球にいく必要があることが判明する。さてどうするかというときに、テイワズの輸送を取り仕切るタービンズの跡を継いだアジーからメールが届いているとクーデリアの秘書から伝えられる。それは地球への輸送を手助けしてあげるというものだった。

 基地を破壊してやられたフリをする→地下道を通ってクリュセへ→アジーの計らいで地球へ。 確かな道筋がみえたオルガは意気揚々と基地に帰還しようとするが…。

折れないマクギリス

 マクギリスとラスタルの戦いはラスタルの圧倒的勝利だった。その決着を前にして、ラスタルはあえて進撃を遅らせ、報道陣を集結させる時間をつくった。プロパガンダ。それをサポートするのは、かつて革命の旗頭としてクーデリアを担ぎ上げたノブリス。

 大局が決しているのは明らかなのに、マクギリスは余裕の態度を崩さない。狂っているのか、秘策があるのか。おそらく両方…。鉄華団の離脱を了承したあと、オルガたちをクリュセへと脱出させるために敵の注目を引き付ける。その戦場にはすでに多くの報道陣が集結して趨勢を見守っていた。ラスタルの用意した脚本は、「降伏勧告を続けているも受け入れない暴れ馬を抑える」というプロパガンダに則って、あくまでマクギリスが先に攻撃をしかけてきた場合に反撃するというもの。しかしイオクが「いくら策でも部下を傷付けるわけにはいかない」とみずからやられ役に打って出る。マクギリスは非武装のイオクをド派手に撃退し、ラスタルとの最後の戦いを開始した。

約束

 オルガがクリュセへと向かう前のこと。マクギリスはミカヅキをスカウトしていた。しかしミカヅキはマクギリスの言葉に聞く耳を持たない。自分の意思はないのかと聞いても「俺はオルガのやりたいことをやる」の一点張りである。そこへやってきたオルガはマクギリスの勝手なスカウトを諌め、ミカヅキには今からクリュセに行くと伝える。ミカヅキはオルガが不安だというが、オルガは「ミカにはミカの仕事があるから」とそれをなだめ、ボディーガード代わりにミカヅキの銃を貸してもらう。ちゃんと返すという約束をして。

  アドモス商会を出たオルガ。しかし突然現れた黒い車によって希望に満ち溢れた空気が一変する。その車から出てきた男たちは、オルガと同行していたライド、チャドに向かって突然発砲。オルガは咄嗟にライドをかばい、ミカヅキの銃で応戦するも、彼らを追い払う頃にはすでに身体中に弾丸を受けていた。自分たちの居場所を探すよりも、ただ前に進み続けることにこそ意味があると確信した男は、最後まで前に進む意思を持ったまま、死んだ。

感想

 Aパートの最後に約束が交わされて、フラグなんだろと思っていたけども、まさかこんなに早く回収されるとは思わなかった。 オルガは死にました、はい。最後はわざとらしいほど温かい雰囲気になっていたから覚悟はしてた。だからかあまり「うわー!!」みたいな反応にはならなかったんだけど、それは覚悟とか関係なしにただ唖然としてたから。ホラーサスペンスというよりスプラッター映画を観てる気分だった。「えぇ…」というね。

 オルガの暗殺はマクギリスのたくらみだろう。①オルガがクリュセにいることを知っていて②オルガの死を望んでいるのはマクギリス以外にいないからだ。マクギリスは鉄華団というより、アグニカ・カイエルを彷彿とさせるミカヅキの化け物じみた強さに惹かれていて、それを利用しようとしている。ただ思想面から説得しようにも「オルガが」の一点張り。ミカヅキを解放するにはオルガを排除するしかないと至ったのだろう。んでラスタルがやったとでも嘘をついてミカヅキを巻き込むのだろう。

 あと2話。次回予告なし。やばそーな雰囲気。

 この作品が叩かれがちなのは、現実的な体ですすみながら、ところどころ「ありえない」ことが起こるからだ。「まあ演出だし」「アニメだし」と割り切れる人ならともかく、ガンダムという看板を背負っている以上、リアル調を標榜したうえで整合性を欠いているのは文句をいう人がいても仕方がないと思う。自分はぜんぜん気にしないタイプ。今回のオルガの死に際の描写もまさにそういう理由で評価がわかれるところだろうな~。

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 ここまで突き抜けると気持ちいいね!

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