完全にグエル回…。
要求を飲むミオリネ
前回から引き続きミオリネとプロスペラの対峙シーンから。
ミオリネはプロスペラの要求を飲み、スレッタを解放する代わりに、クワイエットゼロの引き継ぎ(総裁選への出馬)を決める。
さらに、プロスペラからあと1回の決闘を求められる…それが今回。
スレッタに感謝するグエル
久々のグエルとスレッタ。グエルはこれまでのことをスレッタに感謝し、本当の好意を寄せていることを改めて伝える。
しかし、スレッタは他に気になる人がいるから(ミオリネのことかな)と言ってそれを拒否。それでも狼狽えることなく受け入れる様子に、人としての成長を感じたが同時に切なさもあった。直情的だったグエルの変化がわかりやすく描かれたシーンだったかと。
一部始終を横で聞いていたミオリネは、そんなスレッタを想うグエルを見込んでか、ワケを話して決闘することに。 プロスペラの要求に乗ってはいるが、なにか他の意図もあるように感じられる。
最後の決闘の狙い
お互い決闘で望むものは以下の通り。
プロスペラにとってスレッタはもう用済み?で、エアリアルに乗せる意味はもうないのかもしれない。ミオリネ的にも自分の意志でエアリアルを降りるつもりがないなら、決闘で降ろそうということだろう。
また、ホルダーが負けるということは、ミオリネと花嫁になる権利も失うことを意味する。敗北はダブルで今あるスレッタの絆を断ち切るものとなる。
ミオリネはグエルの花嫁になって、ジェターク社を後ろ盾にしたいという。何にも縛られない世界に…と理想をいうミオリネにグエルは冷たい反応。
スレッタvsグエル
いつも通りスレッタが優勢。それでも、周りの声援もあって、過去のトラウマを断ち切ったグエルが意地を見せる。
するとまたエアリアルのオーバーライドが発動。しかし今回は青色ではなくて白色。瞬間プロスペラのマスクにも干渉するような大きなデータストーム現象。エリーのハッピーバースデーが流れ、そしてごめんねという少女の声と同時にエアリアルの動きが停止。ミオリネが端末を操作した直後のことだった。
動けなくなったエアリアルのブレードアンテナを折ったグエルが勝利。
エアリアルを失い、ホルダーの権利も失い、さらにミオリネも別れを告げる。自らの絆を三重に失ったスレッタがどのような反応をするのか次回…。
その他
シャディクとペイル社
シャディクはペイル社CEOを自らの陣営に引き込もうとしていた。ペイル社は強化人士を作るくらい、もともとガンダム事業には前向きなところがあった。自分がその道を広げるから実をとれと。サリウス誘拐についてはもうとっくにバレているようで、その点が弱みにならないか気になった。
エランはペイル社を裏切る
エランはスレッタにエアリアルを渡せと迫るが断れる。これはもう旧エランと同じ反応だね。ガンドフォーマットで死にたくない。なんでお前は大丈夫なんだっていうね。
より生存意識の高い新エランはシャディク側に勝手になびく。
どこかへ飛び立つプロスペラ
決闘中にシャトルで飛び出つプロスペラ、なんとなくデリングの暗殺を思い出した。横にはベル。まさかないよな、とは思うけど。
感想:押してダメなら引いてみろ
スレッタが初敗北を喫する…それも身内の裏切りによって…という回でした。わりとこれまで一本調子だった主人公にいよいよ変化が起きそうですね。次回が楽しみなヒキ方でした。
決闘はプロスペラが言い出したことで、実際エアリアルの動作を止めたのはミオリネだったので、敗北も含めてプロスペラの計画内だったのでしょう。プロスペラにとってスレッタの役割はもう終わりということかな。デリングの娘に近づいて、ガンダムをアピールして、ガンドフォーマットに迎合的な世論になって、求めるものはもうないと。
にしても、最後のスレッタに別れを告げるミオリネには、やや不自然というか、意図的なものを感じました。プロスペラの指示は決闘で負けることだけだったはず。スレッタを突き放す必要なんてなかった。だから、ミオリネの冷たい態度は、母の言いなりになっているスレッタへの当てつけ的な意味合いもあるのかなと。押してダメなら引いてみろというミオリネなりのアプローチ。
あと今回は完全にグエル回でした。失恋した女の子が髪を切って心機一転する描写は数あれど、それを男がやっちゃうというね。これはもうヒロインということですよ。
ミオリネはそんなグエルの人柄を感じ取って組むことを選択したように思う。スレッタもグエルに対してノーチャンスって感じでもないし、もしかしたら最後くっつくとかあるかも。
次回:空っぽな私たち
「たち」ってことは複数人か…。スレッタと、ニカ、エラン、ミオリネ、いくらでも思い浮かぶ。プロスペラはどんな言葉をかけるんだろう。
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