鉄血のオルフェンズ5話「赤い空の向こう」のストーリー振り返りと感想。いよいよ火星を出る日。ガンダムは歴史の節目に現れる?

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出発直前~出発

いよいよ火星からの旅立ちです。

今までで最長記事だ。

オルクス商会のオルクスは案の定裏切りましたが、

トドの思惑とは違ったようです。

オルクスはトドよりもギャラルホルンに恩を売ろうとし、

ギャラルホルンのコーラルはファリドよりもノブリスの支援を優先します。

ちょっと複雑になってきた。

それぞれの思惑が交錯するのがガンダム作品の見どころではありますが、難しいところでもあります。

 今回はまた新たな「因縁」が生まれ、より一層複雑さを増したと思います。

出発前夜

いつものミカヅキとクーデリアの絡み。

ミカヅキは出発前夜にも関わらず監視係を担っていました。

→貴重なパイロットをこんな雑用に使っていいのだろうか…?

ミカヅキが食べていたナッツのようなものは「カセイヤシ」というらしいです。

なかにはハズレもあるようで、クーデリアは見事にそれを引き当てていました。

月は出ているか

これから地球へ向かうミカヅキたち。

ふとミカヅキが空を眺め

「地球に行けば月はみられるかな」とつぶやきます。

「ミカヅキ」という名は月からきているそうです。(知ってた)

しかしクーデリアが言うには、月は300年前の厄災祭で大きな被害を受け霞んでしまったとのこと。

霞んでしまったという表現はよくわかりませんが、まともではないことは分かります。

歴代のガンダムシリーズでは月は地球から近いこともあって、わりかし裕福な都市であることが多かったです。

月に近づくのはだいぶ後かもしれませんが、主人公の出自に関わる重要なポイントかもしれません。

これからも月に関する発言には注意してみていこうと思います。

出発前夜その裏で

失敗続きのコーラルは火星の上で頭を抱えていた。

ノブリスの支援…ノブリスの支援…。

そこにオルクスからクーデリアのことに関する通信がはいる。

通信を終える頃にはすっかり気分がよくなっていた。

アイン・ダルトンは浮かない顔のまま。

まだクランクの死から立ち直れていないようです。

→ダルトンは人間らしいですね。どこかの人を殺してもなんとも思わない主人公とは大違い。

コーラルとファリドの思惑

コーラルはノブリスからの資金援助(契約)を繰り返し求めており、そのためなら手段は問わない。

そこまで執着するに足る理由があるのか謎だが、部下1人死んだ程度で動揺するレベルではないことは確かです。

ファリドはそんなコーラルの思惑をとっくに見破っています。

しかし追求する材料に欠けていて「さぁどうするか」というのが前回までのファリドでした。

そのコーラルから突然、クーデリア捕獲の手柄を譲ると持ちかけられます。

これによって、ファリドとボードウィンはコーラルがCGSへの襲撃=クーデリアの抹殺に関わっていたことを確信しました。

一個中隊を消費してまでご執心だったクーデリアを譲るというのですから、どう考えても罠です。

しかしファリドはこれを受け入れます。

独立運動の象徴であるクーデリアを支配することで、彼女を支持する火星市民をコントロールできると考えたからです。

コーラルの謀略には身の危険を感じないようです。

こういった態度をみてもファリドは絶対的な自信と優越感を持っています。

前髪いじりの癖もナルシストっぽい。

ここらへんはZのシロッコを思い出しました。

そして出発直前

アトラは炊事係として鉄華団に入れてくれと頼みます。

年齢はわかりませんが、容姿からいうと

クーデリアよりずっとお似合いなヒロインです。

しかしこれまでのところ影が薄いですね…。

出発直後に

地球へ向かうには、まずは裏ルートの案内役として契約をしたオルクス商会と合流する必要があります。

合流地点に近づいた頃、ギャラルホルン(ファリド指揮)から突然の襲撃を受けます。

あっという間に船に取りつかれてしまい、クーデリアの身柄を要求されます。

トドはギャラルホルンの目から逃れるために鉄華団を売ったのに、そのギャラルホルンから襲撃を受けたことで大きく動揺します。

オルクスに「話が違うぞ」と通信を送るも「協力ありがとう」と返され、

裏で情報を売っていたことがばれてしまい、リアルにボコボコにされます。

クーデリアは引き渡されることを望みましたが、オルガはそれを断り、

いつもどおり?「ミカヅキいけ!」作戦を発動します。

煙幕をまいて出来た少しの隙をついてあっという間に1機撃破。

その混乱に乗じて

コーラルが戦場に登場し、部下たちに船を撃ち落とすよう命令します。

ファリドが生け捕りを狙っているのに対して、コーラルは生死にこだわっていません。

仮にこの事が問題となっても、監査官が指揮をとっている中での事故として処理されるので

コーラルにとってはおいしい状況でした。

自らMSに乗って現場で指揮をします。

イサリビ到着

ファリドに、コーラル、さらにギャラルホルンに恩を売ろうとするオルクス商会からの総攻撃を受け、絶体絶命の鉄華団。

そこに颯爽とアキヒロが乗るイサリビが登場。

不意をついたとはいえ、ギャラルホルンやオルクス商会のMSや船をぶっちぎるなんてすごい。

アレが実戦投入

実弾射撃に強いナノラミネートアーマーがあるので遠距離で戦ってるうちは大丈夫だが、近づかれると苦しいミカヅキのバルバトス。

オルガは今到着したばかりのアキヒロに「アレ」に搭乗するよう頼みます。

 「アレ」とは、クランク仕様のグレイズのこと。

地球で売るために持ってきていたものでしたが、やはり使用されましたね。

アラヤシキシステムが積まれていない+初の宇宙戦ということで、アキヒロは操作に戸惑います。

コーラルは意外にもMS操作技術に優れていて、ミカヅキを押していましたが、

突然のアキヒロの参戦に不意を突かれ、そのスキをミカヅキに突かれ戦死しました。

アインはその一部始終をみていました。

また目の前で上官が「ツノツキ(バルバトス)」にやられたことと、その仲間がクランク機を使っていたことに激昂し、単騎で突撃します。

 しかし怪我をしていることもあってか軽くあしらわれました。

それまでの苦戦はなんだったのかというくらい

無双を開始したミカヅキの前に

ついにファリドの側近?であり親友のボードウィンが現れます。

ガンダムとは

ファリドはミカヅキとボードウィンの交戦を戦艦から見守っていました。

部下にミカヅキの機体を照合させたところ

ガンダムフレームのバルバトスという厄災祭のときの機体であることが判明します。

ファリド曰く「ガンダムは歴史の節目に現れる。」

今それが火星独立を謳うクーデリアのために戦っている。

そのことに高揚して自らもMSに乗って戦場へ向かいます。

正面突破

イサリビは敵の追撃を振りきれずにいた。

もうひっくり返って真っ向から突っ切るしかないのかと意見がでるが

回頭している時間にやられてしまう。

オルガは資源採掘用の小惑星を使うことを提案する。

アンカー(イカリ)を小惑星に引っ掛けて遠心力?を使って回頭する。

そしてタイミングに合わせてアンカーを引き抜き船体を安定化させ、

砲撃、閃光弾などで敵の船を越えていく。

このアンカーを引き抜く作業にモビルワーカーが活躍しました。

ここのシーンは面白い発想でしたが初見では理解できませんでしたねー。

一方、MS戦のほうではミカヅキが2人を相手に苦戦していました。

ファリドはバルバトスの不規則な動きを遠目からみて、

アラヤシキシステムによるものだろうと推測し、

さらに外部スラスターが汚れているのをみてそれがアラヤシキの弱点だろうと一瞬で見抜きました。

ファリドは観察眼が優れていますね。

腕を拘束されてもすぐに腕を切り離すという判断の良さにファリドは感心。

ミカヅキもこれまでの敵とは一味違うことを体感します。

交戦中、ボードウィンはワイヤーによる接触回線で

バルバトスに乗っているのが前回会った少年だと気付きます。

ミカヅキも気付きましたが「チョコレートの隣の人」呼ばわりでした。

それに対して「火星人は火星に帰れ」と激昂。

→ファリド、ボードウィンはどちらも地球人なんでしょうね。良家だから当たり前か。

まったく動揺ミカヅキはボードウィンに一撃を食らわせ、イサリビと同じように正面突破で振りきりました。

無事モビルワーカーもバルバトスもイサリビと合流できたところで終了でした。

 感想とか考察

鉄血のオルフェンズの戦闘において特徴的なのはビーム兵器が使われないことです。

鈍器に実弾。

実弾は船を貫けず、コツンコツンと軽い音です。

鹵獲MSがついに使われました。

大破しないのでこれからもたくさん拾っていけるのではないかと思っていましたが、

今回のように余裕のないときは無理ですね。

宇宙空間では勝手に流れていってしまうので、よほどの余裕がなければ回収は無理でしょう。

グレイズですが、アキヒロはアラヤシキシステムではないことで戸惑っていました。

オルガの判断次第でしょうが、早めにコクピット付近を入れ替える必要がありそうです。

ガンダムの照合の場面はサラッと流れましたが、なにげに重要なところだったのではないでしょうか。

エイハブリアクターの固有周波数で機体の特定ができるようです。

指紋のようなものかな。

エイハブリアクターとは、ガンダムシリーズ特有の困ったときの超技術ですね。

その照合にバルバトスが載っていたことに驚きです。

300年前の機体の情報が残っているのだから、厄災祭はすべての情報が閉ざされた黒歴史…なんてものではないようです。

また、ガンダムフレームですが、

公式サイトでちょっと興味深いことが書かれていました。

要約:エイハブリアクターが2基搭載され、高出力の一方、技術的に困難な問題があり72機のみ計画されロールアウトされた。

つまり、バルバトスを含めてあと72機もガンダムがあるようです。

注目したいのは72の部分で、

「72 バルバトス」で検索するとソロモン72柱がでてきます。

ソロモン72柱とは、ソロモンが使役していたという72体の悪魔のことです。

1stガンダムで白い悪魔と呼ばれたガンダムですから、悪魔という結びつきには違和感ありません。

尺的に、すべての悪魔がでることはないでしょう。

 公式サイトにはすでにキマリスという新たなガンダムが公開されています。

これもソロモン72柱に含まれている悪魔ですが、

バルバトスとどういうつながりがあるかは知りません。

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