移動するクワイエットゼロ
クワイエットゼロは、議会連合の第二波攻撃も難なく撃退。しかし、パーメット反応炉が云々という理由から活動停止状態に。何かしらの使用制限があるのかもしれない。
ベルが言うには、クワイエットゼロはまだ未完成らしく、あるユニットが必要らしい。本来プラントクエタにあるものだったが、デリングが手を打って持ち去っていた。
というわけで、プロスペラが向かう先はデリングのいるベネリットグループの本拠。ここが最終決戦の舞台。
スレッタvsグエル（最終）
学園チームはベネリットグループフロントに到着。
スレッタはミオリネに会いに行こうとするが、グエルが通さない。花嫁のライバルに会わせるかって話らしい。会いたいなら決闘だ！という突然の挑戦状。まあ、これはグエルなりの決着の付け方なんだろうね。
決闘の方法はなんとフェンシング。…ここに来て1stオマージュ…というかグエル君シャアポジションだったのか。
正々堂々戦った結果スレッタの勝利。スレッタはグエルに認められてミオリネのもとへ向かう。
立ち上がるミオリネ
罪悪感に苦しむミオリネに、ドア越しに話しかけるスレッタ。
もう間違えたくないと嘆くミオリネに、スレッタのかけた言葉は説得というより自己分析と懺悔。
お互い取り戻しのできない間違いをしてしまったが、前に行くしかない。これまでこれたのはミオリネのおかげで、これは間違いではなかった。
スレッタの誠意に感じ入ったミオリネは自分の意志で部屋から出る。
再起して早速向かったのは目を覚ましたというデリングのもと。そこで自身の覚悟を語ると同時に死に際のデリングに叱咤激励を叩きつける。続いて会ったシャディクには私を信じて取引しなさいと迫る。これぞミオリネといった感じの唯我独尊っぷり。
対クワイエットゼロ対策
クワイエットゼロの対策会議。
クワイエットゼロはパーメットを使用した兵器をオーバーライドする（乗っ取る）能力を持つ。
そこで、オーバーライドされないようパーメットスコアを高めながら戦いつつ、パーメットリンクを介さない操縦システム、ようはマニュアル操作も搭載することに。
スレッタが乗ることを決意したキャリバーンという機体は、高いパーメットスコアを維持できるが、フィルターがないため、パイロットへの負荷がとても高いという。
事前の実験では、エリクトと同じ遺伝子で適合性があったためか、スレッタはなんとかスコア5まで到達できたが、痛みや過呼吸などガンドフォーマットの呪いが。その壮絶さはミオリネが涙を流すほど。
対クワイエットゼロ戦
そしていよいよ対クワイエットゼロ戦。
前に名前に出たガンドノードは、クワイエットゼロが操るMS型のガンビットのことだったようだ。前回描かれたように、データストームの中継点としても機能する。ノードってそういうことか。MA変形もできるみたい。
とはいえ所詮前座。スレッタにスイスイ撃破される。
そしていよいよエアリアル＝エリクトが立ちはだかる。グエルの前にもラウダが。
といったところで終了。
感想
最終決戦に向けての準備回でしたが、まさか対面まで行くとは。
最終決戦前特有の雰囲気で、変に波風立たないというか、余計なドラマがこれ以上発展しなさそうなところに、来るところまで来たなと。
あと今回、EDなんとなく変化したような。画面が明るくなったような気がしたけど気のせいかな。次の次がラストだとすると、ED映像は来週で最後の可能性が高い。次回はEDも必見だ。
協調と自律
スレッタとミオリネのシーンに、この作品のすべてが表れていたと思います。罪の概念とそれを償う＝ケリをつける必要性。1人では解決できない協調共生という考え方。そして、自らの意志で行動する自律の精神。
足元だけの映像が象徴的でした。自分の足で歩いて、扉を開けるのも自分の意志というね。その先にパートナーとの絆もあったと。今回のエピソードは全体的に駆け足だったので、ここまで尺を割いて描くこと自体にメッセージ性を感じました。
ミオリネに語りかけるスレッタの声も良かったな。芯が通っているというか、今までで1番力強い声だった。これまでも意志表示するシーンはあったけれど、より真に迫ってたというか、いい意味でキャラ味がないのが良かった。
トマトの意味
そういえばトマトの謎も解明されてましたね。
品種名はNR400アネシドラ。アネシドラとは大地から贈り物を贈る女性のことで、トマト自体が母親からミオリネへの贈り物だったと。さらに遺伝子コードに暗号メッセージが入っていたというのには驚いた。いつも思っているよーという定番の文句だが、正直ちょっと引いた。
クワイエットゼロの構想は植物からヒントを得て～とか言ってたから、自然から人類は学ぼう的な思想の持ち主かと思っていた。それがゴリゴリの品種改良トマトに遺伝子コードでメッセージって…人類のエゴすぎるなぁという違和感。
次回：譲れない優しさ
いよいよエリーとの対決。普通に考えて返り討ちだと思うけど、マニュアル操作でどこまで行けるか。
エリーもプロスペラも、スレッタに愛着はあるはず。ボロクソ言っていたのは、自分たちの計画から遠ざけるためだったように思う。となると、本気で対応できないエリーと、突破できないスレッタで膠着状態になり、ガンダムの呪いを受け続けているスレッタだけが消耗していくことになる。
状況的にエリーの再現になりそうな感じがするな～。あと、スレッタが言っていたやりたいことリストって学校かな～。スレッタだけが割を食う展開にはならないで欲しいが…。
最近は次回へのワクワクよりドキドキのほうが大きくなってきた。あと2話。
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