ひぐらしのなく頃に業~鬼騙し編~の感想と考察

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過去作ネタバレあり

完全新作

 リメイクだとも新作だとも発表されず、ただ新しく放送されますとだけアナウンスされていた『ひぐらしのなく頃に業』ですが、第4話を迎えたところで過去作とは明らかに異なる展開を迎え、完全新作であると判明しました。

第4話
「鬼騙し編 其の四」
ご覧いただきまして誠にありがとうございました。

「ひぐらしのなく頃に業」

完全新作、まだ誰も知らない雛見沢へ#ひぐらし pic.twitter.com/wF1HtPmAjc

— TVアニメ「ひぐらしのなく頃に業」完全新作⛩絶惨放送中⛩ (@higu_anime) 2020年10月22日

感想

 キャラクターデザインが幼いね。以前のアニメと比べるとどうしてもね。ただ見ていくうちに慣れました。あと、キャストの声も変わったね。録音環境の変化もあるでしょうが、10年以上も経ってるからね。ただ梨花ちゃんの声はまったく変わってなくて驚いた。あと演出もかなり凝ってますね今回。アニメーションも良くて梨花ちゃんの演舞なんかは実写のような滑らかさで、見応え抜群でした。

 さて本編ですが、「鬼隠し編」ではなく「鬼騙し編」の時点でおや?という感じでしたね。ちなみに鬼騙しの次のエピソードが「綿流し編」ならぬ「綿騙し編」となっているので、意図的なセルフパロみたいです。元々の「鬼隠し編」はもうそれだけでサスペンスとして完成されていて別に謎解きとか興味なくても見応えのあるものとなっていました。今回の「鬼騙し編」は単体で魅せるというより、明らかに後々のエピソードを意識したような匂わせ演出が多かったです。というわけで、エピソード単体として見た場合は、正直鬼騙し編はイマイチでした。ただ考察の楽しさは材料の数からいっても当時の比ではないね!

踏みとどまる圭一

 「鬼隠し編」は圭一が疑心暗鬼になって暴走してしまうという内容でした。今回の「鬼騙し編」では梨花ちゃんの的確なアドバイスや、別世界のフラッシュバックのようなものもあって、疑心暗鬼にならず踏みとどまった世界、ただしレナが……という展開でした。

罪滅ぼし編に近い

 犯人がレナということから「罪滅ぼし編」に近いです。ゴミ捨て場で急に声をかけられてビクビクしたり、犯行時にブツブツとお父さんとおばさんのことを口走ってるところからも、おばさん=父の愛人をぶっ殺したってところでしょうね。エンディングでも密通現場に出くわして苦い顔をしてる絵が流れますし。首をボリボリ掻いていることから、例の病に発症していることは明らかでした。

 レナが発症して圭一が狙われた……。果たしてそれだけでしょうか。

多くの疑問点

 特に気になったのが、圭一が死ななかったことです。あれだけ滅多刺しにされて生還したのはおかしいだろう。演出ミスじゃねーのってくらい。ラストは看護師に「首が痒くなったりしませんか」と聞かれ、首を掻いていたレナの姿を思い出して発狂という終わり方でした。質問もおかしい。普通にもっと悪い患部があるのに首が痒いかなんて聞くわけがない。そもそも首を痛める描写はなかったのに首にコルセットを付けられていることからも、そっち方面に理解のある医療機関だということが分かる。そして首の話を振られた圭一が自分の首を触るシーンがあるが、あれもコルセットがあるのだから直接掻けるわけがない。

 つまり圭一はある時点から発症していて、どこからか妄想が入り混じっていた。ネットでいろいろ考察を調べてたんですが、「レナは机に頭を強打した時点で絶命していて、その後は圭一の妄想とする説」に一番納得がいきました。圭一は踏みとどまっていたものの、レナに引っ張られる形で発症……という考え方。

 他にも、

・やたらレナと二人きりにさせたがる魅音

・富竹が遺体で発見ではなく行方不明

・梨花と沙都子が自殺と他殺

・入江診療所で改装

といったちょっといつもと違う要素がたくさんありました。

お約束ルールが崩壊していることから、もしかしたら新しい黒幕がいるのかもしれませんね。

いやこれまったくわからんぞ(嬉)

 今回のアニメ化が全何話になるのかはまだ分かりませんが、公式サイトを見ると13話と14話の間に一区切りがあるので、最低2クールはあるようです。*1これから半年近く毎週ひぐらしが観られるなんて最高です。

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