【インスクリプション】ストーリークリア後にプレイできる公式MOD。
バランス調整されたカードゲーム
Kaycee’s MOD(ケーシーズMOD)は、インスクリプション本編ACT1のカードゲームに特化したゲームモード。
ストーリーをクリアすることでプレイできるようになります。
リリース当初は導入までいろいろと手間だったみたいですが、現在このMODは本体同梱済みで、ストーリー本編をクリアすると自動でアンロックされるようになっています。ですのでSwitch版などでもプレイ可能です。
クリアまで20時間
ドクロの嵐クリアまで約20時間といったところ。本編と合わせると40時間弱くらいですね。
わりと何でもありだった本編と比べて、適度なバランス調整を経て、若干難しくなってますが、それでもライトなカードゲームの範疇という感じですね。まあ、最初はチャレンジなしの状態でも何度も失敗しましたが…。
本編ほどではありませんが、強力なカードを作りやすいので、それを利用しながら後は無駄なカードを取りすぎないことだけ心がければ、高い確率でクリアできると思います。ドクロの嵐(全チャレンジオン)だけ別格の難しさでしたが、結局それも運の力でクリアできる程度の難しさです。
チャレンジクリア後には本編ストーリーを補完する文書(開発ログ)が読めます。「あぁやっぱりそういうことだったんだな…」と思いつつも、新たな謎も生まれ、完全な理解には至りませんでしたね。正直わけわからん。ストーリーについてはまた後で調べてまとめようかなと。
最後のエントリーはすごく良かったな~。「プレイして良かった!」と心から思える粋な締め方でした。
初期デッキは2強
初期デッキは羊とマンティスゴッドの2強ですね。
このゲームの隠された重要な仕様として、「0または1コストのカードを必ず初手に引く」というのがあります。そのため、デッキに1コストのカードを1枚だけ含めると、確実にそのカードを最初に引くことができます。この仕様を利用した1コストカードを軸にしたデッキは安定感が高く、比較的勝率も高いです。
羊は2コスト以上のカードが取り放題になるのが楽しいですし、マンティスゴッドは焚き火で強化すると2ダメージの3方向攻撃でワンショットキルを狙いやすくなります。
ただし、1枚のカードに依存しすぎたデッキは、代替策を持っていないと探鉱者で詰みますので、そのへんのバランス感覚は大切です。
チャレンジ雑感
チャレンジは15個あり、それぞれにチャレンジポイントが設定されています。その時点で可能なチャレンジポイント最大の状態で完走することで、本編ストーリーを補完するエントリーや新しいカード、新たな初期デッキ、さらに新しいチャレンジなどがアンロックされていきます。
「フックなし(5)」敵のカードを奪える漁師のフック。強力だけどなくても困らない。
「小さなカバン(5)」持てるアイテムが2個のみになる。アイテムの強力さからいって、チャレンジポイントたったの5しか稼げないのは釣り合ってないなと。後回しにしたい筆頭。
「クローバーなし(5)」カードの引き直しができなくなる。これくらいは妥協しなければ…。
「皮の価値高騰(5)」壊れカードができたら簡単に稼げる。
「嫌がらせスターター(10)」初期デッキのカードに「嫌がらせ(目の前の敵の攻撃力+1)」がつく。壁の前に置いた二叉攻撃モンスターがただの木に倒されたりする。できるだけ後回しにしたい。
「ボストーテム(15)」「全トーテムバトル(20)」トーテムバトル自体はちょくちょく遭遇するから100%になったところで…ってのはある。当たり外れが多いね。トゲとか翼がくるとかなり厄介。でもこれも妥協。
「難易度増加(15)」敵が強くなる。初手からすんごいのが来たり、増援が途切れなかったり、なかなかハード。この辺から敵カードを無視して天秤に集中するプレイングが多くなった。
「ボス戦後のレアなし(15)」皮交換からしかレアカードを入手できなくなる。個人的にレアカードを強化していくのが好きだったので、あんまり選択しなかった記憶。でもオンにしてもそんなに困らない。
「リス魚(20)」リスに「潜水(敵ターン時に隠れる)」がつく。盾として使えなくなるだけなので、ポイント数ほどのデメリットは感じない。
「傾いた天秤(20)」5点取らないといけないのが、6点取らないといけなくなる。この1点はかなりデカい。攻撃力4のアタッカーを1回焚き火に当てるだけで簡単に先行キルラインのカードが出来たのに、それができなくなる。敵の攻撃を許容できるのもたったの3点までになり、飛行持ちがさらに厄介に。ポイント20点台では1番難しい。
「最後の相手(20)」ラスボスに変化が。鉄球は10ダメージらしいね。
「ロウソク1本(30)」雑魚戦での敗北が許されなくなる。チャレンジ終盤になると雑魚敵も理不尽な布陣でくることも多いため、事故率がかなり高くなるんですよねー。それをノーミスでってのはかなり難しくて、おそらくクマについで2番目の難しさ。ポイント相応。
「グリズリーボス(50)」はそれぞれのボス第二段階目が全画面クマになる。ポイントも難しさもぶっ飛んでてほぼドクロの嵐(全チャレンジ)専用ですね。
軽い攻略
軽いコツ程度ですが…。
取り返しのつかない要素
取り返しのつかない要素というか、もう一度やるのダルいなってのは、本編にもあった絵画のギミック。表示されている状況を再現すれば、絵からアイテムを入手できるってアレです。
MODでこのギミックをこなすと、新アイテムが3つまでアンロックされます。自分は「ドクロの嵐」攻略後に知りました…。
新しいアイテムは状況を打開してくれるものが多く、チャレンジ後半ほど価値が高まってきます。面倒くさがらず早めに3個入手しておきましょう。
アイテム枠に余裕を
アイテムにはこだわりましょう。
枠MAX時にアイテムマスを踏んだときに貰えるネズミも悪くないのですが、せっかくならアイテム厳選した方が後々楽だと思います。
パワーカードをつくる
結局のところ、強いカードを出せばまず勝てます。
先行ターンで決着を着けられる攻撃力5が目安です。
印を付与したり、焚き火に当てたり、合体させたり、「強すぎる」カードをつくるのがポイントです。特にオススメは連続攻撃系の印。手軽にダメージを伸ばせるので、素材を見つけたら積極的にピックしていきたいですね。
わかりやすく強いのがマンティスゴッド。3方向に1ダメージ、これを焚き火で強化すると3方向に2ダメージで計6ダメージとなり、先行1キルラインを超えます。
ちなみに三叉攻撃と二叉攻撃は重複可能で、左2、中1、右2の5回攻撃となります。
オススメの印
「三叉攻撃」、「二叉攻撃」、「連続攻撃」はパワーカードつくるなら必須の印。
「価値ある捧げ物」「輪廻」といった生贄用の印はシンプルにアドバンテージが得られる強カード。ちなみに、「価値ある捧げ物」をカード削除のマスで捧げるとより強力なカードを得られる。
「不死」は組み合わせによって大化けする。「蜂の巣」と組み合わせると、無限に使える「不死ハチ」がつくれる。羊と組み合わせると毎ターンコスト2~3を出せる。
~あとはピンキリ~
「タッチオブデス(即死毒)」は焚き火用、あるいは熊狩りに便利。
「リーダー」による攻撃力ブーストや大型を即座に出せる「骸喰い」も強い。
必ず初手に引き込むテクニック
上でも説明しましたが、デッキ中のコスト0or1のカードは必ず1枚は初手に来るという仕様があります。
デッキにコスト1のカードが1枚であれば、必ずそのカードを初手に引き込めるわけです。羊やマンティスゴッドデッキが強いのはこれが最大の理由です。
1枚でも同コストのカードが混入していると破綻する戦略なので、いらないカードは早急に処理すること。というか、そもそもピックしないように。
焚き火でミールワーム
カードを焚き火に2回連続で当てると消失する危険性がありますが、ミールワームもしくは毒持ちのカードを消失させた場合、冒険者を道連れにして、次回以降ノーコストで連続強化することができるようになります。
ただ、失敗が条件なのに対して、確率は半々といったところ。2連続強化に成功してしまうことも珍しくないので、安定した戦略とは言えません。
セーブ&ロードでもいけるみたいです。
皮の合体
皮を合体すると、その交換先のカードも合体済みのものになります。
お手軽パワーカード入手。
ボス対策
ロバを倒せば枚数的に有利に立てる。けれど無理して狙わなくても別にいい。それよりも気をつけるべきは金塊化。場にあるカードがすべて消されるので、アタックカードを温存しておくこと。1枚に頼り切ったデッキだとここで終わる。金塊自身は生贄に出来ないお邪魔カード。金塊に置き換わるのはカードのあるマスだけなので、あえて少数の1~2体で攻めて、生贄を出す枠を空けておくと第二段階もスムーズ。
フックは最後に出したカードを対象にするので、あえてリスを出して引き付ける手も。だからといってそれを繰り返しているとジリ貧になる。ちなみに、フックを使うタイミングは敵の攻撃が終わった後。高攻撃力カードでサクッと決めるのが一番いい。
餌バケツを破壊したら出てくるサメは攻撃力4とチャレンジ内容によっては即死級。高コストカードが手札にある状態で第二段階に進むのが理想。第一段階は少ないカードで攻め、バケツが出てきたら、それらを生贄にして、空いてるマスに攻撃力3以上のアタッカーを出せば勝ち確。
理想は第一段階をできるだけワンパンで倒すこと。第二段階では、その目の前のカードを買うことで空きマスができるので、そのまま殴れば勝ち。
第一段階ではできるだけ攻撃力5のカードを出せるまで粘るか、あえて罠にかかって皮を集めておくと、低攻撃力でも突破できる。
トラップ回避には二叉攻撃が便利。
ドクロの嵐
全てのチャレンジをオンにして挑む「ドクロの嵐」は本作最難関の実績。(Steam実績1.5%)
中でも各ボス第二段階目が全てグリズリーとなる「グリズリーボス」が鬼門。飛行が通じないHP6の壁が2列。初めて目撃したときはビビりました。
1番再現しやすいのはアイテムの利用。全チャレンジ状況下だと2つまでしか所持できないので、わざとアイテムマスの前で不要なアイテムを使用するなどしてアイテムマスで厳選することが大事。ハサミ、ナイフ、時計あたりが狙い目。
タッチオブデス(即死毒)と連続攻撃の組み合わせは「即死攻撃→直接攻撃」を狙ったもの。
どちらも攻撃力5以上のアタックカードが必須ですね。壁とするなら、嫌がらせ(対面の攻撃力+1)を加味したHP6が目安。
ちなみに自分の場合は奇跡的に不死トーテムを拾えたので、後はその種族に寄せたカード集めをしてたら普通に勝てました。
ぶっ壊れギミックで無理やり突破するというのが、このゲームらしい終わり方だったなぁと…。
「不死」「蜂の巣」の組み合わせもオススメ。
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