水星の魔女第6話「鬱陶しい歌」のストーリー振り返りと感想。ここまでで1番残酷だけど作画も最高だった回。

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シーズン1の折り返し地点

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魔女の生き残り

前回登場したエランのオペレーター。プロスペラはベルと呼んでいたが、本名はベルメリアで、やはりオックスアースの生き残りだったようだ。

「なぜ娘を乗せているの」

「21年前の復讐」

「エアリアルは勝つわ。私の娘だもの」

といった意味深なセリフがあったが考察は後述。

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グエルと新寮長

グエルは親父に見捨てられジェターク寮からも追い出される。どこ行くのかと思ってたら、野営しながらスレッタとエランの対戦を観戦している様子が! 落ちぶれたというより生命力の強さを感じる。

ジェターク寮の新寮長は、グエルの弟のラウダ。公式サイトによるとグエルとは異母兄弟らしい。決闘に立ち会っていることから、決闘委員会は寮長で構成されているのかもしれないね。ちなみに、金髪長髪が印象的なシャディクはグラスレー寮長で、そろそろストーリーに絡んできそうな感じ。

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もう一人のエラン

またシーンはエランの調整?のシーンに。次は持つか持たないの話になる。やはり強化人士はHPが高いだけで、完全に耐性があるわけではないんだな。エランも言ってたけど消耗品。

そこに現れたのがもう一人のエラン。

  • 花嫁(ミオリネ?)を手に入れれば元の顔に戻れる
  • 市民ナンバーも手に入れる
  • 身代わり

話を総合すると、エランは本物のエランの替え玉だったと。この男の本当の正体はまだ分からない。公式サイトにページがあったけど、楽しみのために今はまだ見ない。

一方のスレッタは、エランの突然の豹変に困惑していたが、仲間の励ましとミオリネの喝で立ち直る。

そして、ペイル寮のエランに寮内放送でハッピーバースデーの歌。なんて大胆な。誕生日がないなら誕生日にするのはどう?ってことらしい。鬱陶しい性格に鬱陶しい歌。視聴者としてはこの歌はプロローグを思い出すんだが…。案の定…。

スレッタvsエラン

決闘の舞台は、フロント外宙域。フロントってのは宇宙内の居住区、ガンダムシリーズでいうコロニーのこと。つまりフロント外は宇宙。エアリアルは即席の推進ユニットをつけての戦闘。

エランの勝利

ガンダムエアリアルをもらう

スレッタの勝利

エランのことを教えてもらう

プロローグ以来の宇宙戦は迫力すごかったなあ! なんといってもファンネル=ガンビットの万能性。ビーム兵器としてだけでなく、集積して盾にもなる。状況に合わせて流動的にカタチを変化させていくのが、現代的な兵器って感じがするし、アニメ的にも映える。

戦いが佳境になり、エランはパーメットスコア4に突入。今更だが、パーメットスコアというのは機体とパイロットをつなぐデータ通信量の増大ってことだろうな。より直感的に操作できるようになるがリスクはデカいと。ちなみにパーメットスコア3でガンビットが使える。さすがに4にもなると強化人士でも許容値オーバーらしく、エランも過呼吸が始まっていた。

エアリアルの能力発現

ガンビットに囲まれ絶対絶命のピンチにエアリアルの能力がオートで発動。謎の波動が放射状に広がり、ファラクト(エランのMS)のガンビットを無効化した。これはプロローグで相手が使ってたな。ガンビットキャンセラーみたいな能力。

このとき衝撃波を受けたエランは少年?少女?の笑い声とその量子の影を見る。

呆然として気付いたときにはエアリアルのガンビットに囲まれて形成は逆転していた。

エランの勝利

ガンダムエアリアルをもらう

スレッタの勝利

エランのことを教えてもらう

エアリアルの能力に関しては、スレッタは把握済みの様子だった。

今日はいつもより声聞こえた気がする

スレッタ

ガンビットのことを「みんな」といってみたり、マジで命が宿った兵器なのか?

その後のエラン

過去の記憶の一端を取り戻したエランは、素直に負けを認め、スレッタにすべてを話すことを約束する。

しかし後日約束の時間にエランは訪れない。

スペアはまだある

スペル社CEO

任務を失敗したエランは処分されてしまった…。

感想と考察

ストーリーの起伏といい作画といい演出といい、プロローグ含めて1番衝撃的な回だった! 尺半分が戦闘シーンで見応え抜群だった。ガンダムらしいつばぜり合いもあり、一進一退の攻防が熱かった。無音のシーンは特にすごかったなぁ。エランの驚愕顔スタートに、ぐるりと回転して目の前に謎の現象ドン! なんというかこんな序盤にこんな演出して大丈夫なのか?ってくらい会心の演出だった。

エランについて

本物エランの替え玉ってことだけど、「元の顔~」や「母親らしき人の追想」から推測するに、クローンのようなものではなく、記憶改ざんと顔整形ってところかな。

エランの氷のように冷めた瞳は、過去の記憶がないために、人生を味気なく意味のないものとして感じていたからだったんだろうな。だから最後に記憶がわずかでも戻ったことが、何よりの救いになったんだと思う。もしかしたらエアリアルの謎の波動、あれに何かサイコフレーム的な、共感装置、記憶を刺激するスイッチみたいな機能があるのかも。まあこれを考えるのは野暮か。

スレッタについて

エランの顛末が何を示唆するのか。

それはもちろんスレッタのことだろう。今回の重要な情報をまとめてみた。

  • 兄弟のような人がいる(占いより)
  • 21年前の復讐(ベル→プロスペラ)
  • 私の娘だもの(プロスペラ、エアリアルについて)
  • クローン(似せた人間)の存在
  • エランがみた量子の姿

21年前の復讐

まず気になるのが21年前の復讐というワード。プロスペラにとって復讐とは、オックスアース社が襲撃されたあの事件以外にはないと思う。しかし、21年も前というのは不思議だ。なにせスレッタは当時4歳で、あれから21年も経ったなら25歳だ。さすがにもっと大人びているだろう。

エランが見た影

量子の影は、手足のついた人の形をしていた。パッと思い浮かんだのはプロローグのスレッタだが、その時のスレッタよりは一回り大きい印象を受けた。

クローン(似た存在)

エランは元の記憶を持っていたことから、人為的に生み出された試験管ベイビーではなくて、既存の人間を改造した、オリジナルに似せた存在だったと思う。これがどのような技術によって実現されたのかはまだ分からないが、見た目レベルではほぼ同一人物をつくれる技術が存在するのは間違いない。

結論:スレッタは2人いる?

これらの事実を総合して判断すると、

今のスレッタはスレッタではない=2人いる説

が現実味を帯びてくる。

今のスレッタが15歳だとすると、プロローグ時より6歳若い。この6年の差をどう考えるか。想像力を働かせると、4歳のスレッタが10歳になった(6年経過)ときに、エアリアルに取り込まれた、という見方ができる。

で、今のスレッタが試験管ベイビーとして誕生した。冷凍睡眠というのもあり得なくもないか。またはプロスペラが水星で潜伏中に新しく生まれた子とか。

スレッタがガンビットのことを「みんな」と呼ぶのも、怖い。1人じゃないんかというね。

21年前というワード1つで一気に怖い物語になった。

自分で考察しておきながら、なんて邪悪な発想なんだろうと思う。過去編がきたらすべて分かると思うが…。今回のハッピーバースデーといい、ラストのエランを待っているシーンといい、わざと残酷に描いている感じがした。趣味悪いぞ。

次回も楽しみです。

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