Unity製のPCゲームを自動翻訳しながらプレイできるXUnity.AutoTranslatorの導入と使い方を、「The Dungeon Of Naheulbeuk: The Amulet Of Chaos」の日本語化作業を通して説明する記事です。
以前Reipatherによる導入の記事を投稿しましたが、Melonloaderのほうが一般的らしく、本作もMelonloaderでの動作報告が上がっているので、それに倣いました。
導入の流れをざっくり説明すると、必要ファイルをダウンロードして、ゲームフォルダに貼り付けて、その後個別にいろいろ設定して、、、という流れです。
必要ファイルをダウンロードする
最初に必要ファイルを公式サイトからそれぞれダウンロードします。
Melonloader公式サイトからは「Melonloader.installer.exe」をダウンロード。
上の.NET Framework 4.8 Runtimeも必要であればダウンロードして実行してください。
次にGithubから「TMP_Font_AssetBundles」と「XUnity.AutoTranslator-MelonMod-IL2CPP-5.2.0」をダウンロードします。
ゲームフォルダに必要ファイルを貼り付ける
Githubでダウンロードして解凍して出てきたファイルを、自動翻訳したいゲームの「.exe」があるフォルダに貼り付けます。
ゲームフォルダの場所が分からない場合は以下を参考にしてください。
Steamの場合
「ゲーム名を右クリック」→「管理」→「ローカルファイルを閲覧」
Epicの場合
「ライブラリ」→「…」→「管理」→「フォルダのアイコン」
Melonloader実行
続いて、MelonLoader.Installerを実行します。
するとこのような画面が出てくるので、「SELECT」からゲームの.exe、今回の場合は「Naheulbeuk.exe」を選択します。
今回の場合、最新Versionだとうまく動作せず、「Latest」のチェックを外して「v0.5.7」にしたら導入できました。
こんな感じでうまくいかないときはバージョンを落として調整する
設定したら下の「INSTALL」を実行します。
無事導入できたら、念のため一度Epicランチャーを閉じてから、フォルダから直接ゲームを起動してみます。
ちゃんと起動できたのを確認できたら一度終了します。
Config.iniの設定
ここまで順調に導入できていたら、ゲームフォルダに「Auto Translator」という新しいフォルダができています。
その中の「Config.ini」をメモ帳かなんかで開き、該当箇所を以下のように書き換えて保存します。
[General]
Language=ja
FromLanguage=en
[Behaviour]
MaxCharactersPerTranslation=2000
OverrideFontTextMeshPro=arialuni_sdf_u2018
FallbackFontTextMeshPro=arialuni_sdf_u2019
それぞれ「英語から日本語に翻訳するよ「2000字まで対応するよ」「以下のフォントを使うよ」ということを意味します。
起動してみて無事に翻訳が開始されたら導入は成功となります。
オマケ:有志翻訳
このまま自動翻訳でプレイを開始してもいいのですが、本作はかなり早口で字幕が切れるのが速く、自動翻訳が間に合わないことが多いようです。
そこで、Steamレビュアーの方が善意でMelonloaderに適合した翻訳ファイルを公開してくれていますので、それを利用する手があります。
ダウンロードは、本作のSteamレビューから(上にリンクがあります)。
ダウンロードした「Naheulbeuk_ja.txt」を以下のフォルダに突っ込むだけで大丈夫です。なければフォルダ作成してください。
\DungeonOfNaheulbeuk\AutoTranslator\Translation\ja\Text
スムーズに表示されて助かりました。本当にありがとうございます。
…
導入は以上になりますが、デフォルトのグーグル翻訳をDeepLにしたりといろいろ設定できますので、こちらの記事も参考にどうぞ。
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