シュタインズゲート全クリアしたので感想

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PS+のフリープレイにて配信されていたのを今更クリア。

最近また再配信されたので、ぜひともプレイしてほしい。

配信されているのもプレイしたのもVita版。

ゲームカテゴリはアドベンチャー。いわゆる読み物ゲー。

長編ADV+全キャラフルボイス。

DL版のサイズは1764MBとそこそこある。

全クリア=トロフィー全コンプにかかった時間は26時間。

たまにボイスを無視するなどしてかなり早いペースで読み進め、トロフィー集めには攻略サイトを遠慮なく利用した。

普通にプレイするともっとかかるだろう。

エンディングは6つ。

初回プレイ時は1本道ゲームなのかなと思ったが、分岐ポイントは確かにある。

あからさまな選択肢はない。

1度クリアすると分岐点がわかりやすく表示される。

周回プレイが前提のゲームだ。

既読スキップ、セーブ&ロード、クイックセーブ&クイックロードを駆使すればそれほど時間はかからないし飽きもこない。

ちなみに初回プレイでも1番いいENDに辿り着けることができる。いけたらすごい。

肝心の内容。

一言で表すと、ノリがオタクの本格SF

主な要素は「タイムトラベル」「オタク文化」「中二病」。

「中二病」は「オタク文化」に内包されているものだが、あえて別に。

「タイムトラベル」…物語の主軸

偶然にもタイムマシンなものができてしまったというところから始まる。

そのタイムマシン的なものの解明、改良が主な目的。

物理の計算をすることはないが、タイムマシン、タイムトラベル関連の雑学がたっぷりと語られる。

その知識量の多さがリアリティと本格SFの雰囲気を作り出している。

タイムマシン的と表現したが

正確には「過去に送れるメール」。

過去改変はメールアドレスを知らないと不可能なうえ、送っても希望通りに行動してくれないことがある。

受け取った相手をどう誘導するか、また影響が他に及ばないか。

仲間内の小さな範囲の話である。

この小さな、些細な

というワードが重要になる。

バタフライ効果──をモチーフにした作品といえばバタフライエフェクトが有名だ。

シュタインズゲートはまさにそれの日本版のような感じ。

「オタク文化」

舞台は現代の2010年。場所は秋葉原。

オタクの聖地でオタクたちがゴソゴソとやるわけだ。

メイドだーコミケだーというワードが次々でてくる。

アニメ関連の用語も勿論ね。

それとネットスラングが多用される。

スラングというよりコピペといったほうがいいか。

シリアスな場面では自重しているものの、日常ではそれの応酬。

2chのノリを日常に持ち出すとこんなにも痛々しいのかというのが分かる。

初見がつまづくポイントだろう。

恥ずかしいところをみている感覚になる。

それも徐々に慣れていく。

「中二病」

プレイヤーは主人公視点でプレイする。

その主人公が中二病。邪気眼属性。

尊大な態度、口調、周りとの温度差。

存在感が強い。

主人公には珍しいタイプだ。

一応の理由があっての中二病。

本当は仲間思いの優しいキャラクター。

20時間以上も共にするのだから愛着も湧く。

痛々しさが愛らしい。

しかし気になるところも。

当り障りのないことしか言わない主人公と比べるとやはりね、

尺をだいぶとっている。

展開が気になってはやくはやく!!となっている時に

長々と中二な口上が始まると、その直前のワクワクとした気持ちがしぼんでいく。

さらに主人公のそうした言動に対するツッコミがとんでくる。

そのツッコミに反応する中二。

…冗長さを感じずにはいられない。

逆にそれが斬新に映ることもあるんだけどね。

非日常感をさらに高める違和感のひとつともいえる。

というか

主人公にかぎらず登場人物みんな個性が強い。

キャラゲーではないものの、キャラの属性がわかりやすい。

悪く言えばテンプレ的。

それと女性キャラクターの扱いはギャルゲーぽいな。

重要なキャラクターはほとんど女性。

だからこそ存在感の強すぎる主人公は異彩を放っている。

とまぁ3つの要素に注目して書いてみた。

間違いなく良作の部類に入るだろう。

それが名作となるかはプレイした人次第だろうが。

今回プレイするきっかけとなったのは、シュタインズゲートを名作と崇める人からの後押しだ。

その人にゲーム版の若干のネタバレをされたうえに

そもそもアニメ視聴済みなのがもったいなかった。

アニメ放映時期は2011年4月ー9月…3年ちょっとか。意外と覚えてた。

というか大震災の1か月後か。。。

当時はさほど熱中せず、数あるアニメのうちの1つのような感覚だった。

アニメ自体への興味が薄れてて、序盤のもたつきに愛想をつかせたところがあったからだ。

一番盛り上がる終盤も、「ながら見」をしていた…と思う。

今回のゲームプレイは展開も結末を知っているので100は楽しめなかった。

満足度でいうと60くらい。

→この数字は決してつまらなかったということではないですよ!!

このゲームは不意をつくような衝撃的な展開が多く、それが魅力の1つです。

衝撃が小さいのであれば感動も薄くなるのは当然でしょう?

アニメもゲームも中途半端な感じでもったいないことをしたな。

もっと違う出会い方をしたかった。

記憶をリセットしてもう1度やりたい。

もし、シュタインズゲートという作品に触れるのが初めてなら

アニメよりゲームを強くお薦めします。

ネタバレで魅力が大きく落ちてしまうので

レビューサイトを巡りすぎるのも危ないよ。

おすすめだ!

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