シリーズで1番人気と言われる作品にもかかわらず、これまでずっと未プレイでした。
「いずれ…いずれ…」と後回しにしていたのですが、
『ペルソナ4リバイバル』が2027年2月18日に発売されることが決まり、その前にやっておこうとプレイ開始。
4月末に始めて、クリアしたのは7月末。約3ヶ月、プレイ時間は100時間ほど。適宜スキップを使うなどしてサクサク進行のつもりでしたが、結構時間がかかりました!
概要:シリーズを世界的人気へ押し上げた完全版

| 作品名 | ペルソナ5 ザ・ロイヤル |
| 開発 | ATLUS |
| リリース日 | 2019年10月31日(PS4) 2022年10月21日(Steam) |
| ジャンル | JRPG、ターン制バトル |
| 価格 | 7,678円(Steam) |
| 対応プラットフォーム | Xbox One Xbox Series X/S PS4 PS5 Switch PC(Steam,MS Store) |
| 日本語対応 | あり |
| インストールサイズ | 約39.3GB |
| Steam評価 | 非常に好評(92%) |
| プレイ時間 | 約100時間~ |
ペルソナシリーズは3で現在の基盤ができ、4で人気を広げ、5(本作)で全世界的に大ヒットした印象があります。
主人公のジョーカーがスマブラSPに参戦したことからも、5のポピュラー性はシリーズの中でも群を抜いていると感じます。
そんなペルソナ5ですが、
プレイ感はいつものペルソナそのものでした。

現代日本を舞台に、高校生活を送りながら、現実世界にも影響を及ぼす異世界の謎に迫る青春RPG。
シリーズの最大の特徴は、何と言ってもカレンダーシステム。

イベント進行の日を除いて、昼と夜の1日2回、好きなように過ごすことがきます。
仲間との絆を深めたり、
一緒に勉強したり、

アルバイトしたり、

青春?を満喫したり、

思い思いに学生生活を送れます。
ダンジョン(パレス)には攻略期限がありますが、期日さえ守れば残りの日は自由。2週間ほどの期限に対して、ダンジョンは最短2日で攻略できるため、2日働けば12日休み、といったゆとりのある日程となっています。

戦闘はおなじみのコマンドバトル。

難易度は歴代の中でも相当ヌルい方だと思います。
ちなみに、本作(P5R)はペルソナ5(無印)の完全版で、新キャラクターとそれに伴う追加シナリオ、遊びやすさの改善が数多く盛り込まれています。

無印版のDLCも最初から収録。DLCペルソナはなかなかの凶悪っぷりで、レベルに関係なく即座に召喚できるという仕様。ポケモンでいうと最初から伝説のポケモンを使えるようなもの。かなり強力なので、自分はレベルが追いつくまで使用を縛りました。プレイヤー自身の判断で解禁タイミングを選べるのは◯。
その代わり、序盤にもらえるお金や回復アイテムはありがたく使わせてもらいました。お金を稼ぐこと自体は難しくないゲームですが、序盤のちょっとした手間を減らしてくれるだけでも十分ありがたかったです。
感想:シリーズでダントツに遊びやすい

まず、驚いたのは、とにかくプレイしやすいこと。
この作品の後に出たP3R、メタファーリファンタジオよりも、こちらの方が快適でした。
ショートカットが充実しているので無駄な移動が少なく、セーブポイントも各所に配置されていて中断しやすい。ギミック攻略に必要なアイテムを手に入れた後は目的地までワープできるなど、面倒に感じる部分を極力減らそうという気遣いが随所に見られました。
戦闘面でも、格下の敵を一瞬で倒せる「瞬殺」、合体・スキル継承の幅が広がるペルソナのオンライン合体、不安定だが見返りも大きい警告合体など便利な要素が盛りだくさん。とにかくテンポが良く、ストレスを感じる場面がほとんどありませんでした。
日によっては、30分だけプレイして終わることもありましたが、それでも「今日はここまで進められた」と実感できる設計になっていて、この遊びやすさこそが100時間という長いゲームを最後までクリアできた最大の理由だったと思っています。
新しい要素が多くてビックリした

シリーズ作品なので、基本的な流れはある程度予想できます。
それでも、「まだあるの?」と思ってしまうほど新要素が多かったです。
特に印象的だったのは戦闘面ですね。
たとえば銃攻撃。

通常攻撃より少し強い程度ですが、キャラクターごとに性能が異なり、「弾数は多いけど威力は低い」「一発は重いけど命中率が低い」といった個性があります。ボタン長押しで連射できるのも気持ちよく、ゲームバランスを壊すほどではないけれど、戦闘にちょうどいい変化を与えてくれますし、何よりビジュアル的にも映える。

さらに、戦闘中にシャドウと会話してお金やアイテムをもらったり、仲間になってもらったりするメガテン伝統の「交渉」も実装。
他にも、コンビ攻撃や警告合体、ネットワーク合体など、プレイヤーに有利な新要素が次から次へと解禁されていきます。
ペルソナシリーズは結構遊んできたので、「この辺りでシステムは出尽くしたかな」と高を括っていたら、「まだあるの?」「こんなのも!?」と驚きの連続でした。
特に序盤は、少し進めるたびに新しい仲間、新しいスキル、新しいシステムが解放されるので、ワクワクで時間が過ぎるのが早かったです。
終盤はさすがに少しマンネリも感じましたが、序盤の新鮮さはシリーズでもトップクラス。そりゃ人気が出るわ。
ストーリー:生々しい雑踏の声

主人公たちは、人の欲望を反映した異世界のダンジョンを攻略し、歪んだ心を改心させる「心の怪盗団」として活動します。
印象的だったのは、その怪盗団そのものよりも、それを取り巻く社会の描き方です。
街を歩けば雑踏の声が聞こえ、SNSでは怪盗団の話題で持ちきり。世間は怪盗団を英雄のように持ち上げたかと思えば、少し状況が変わるだけで今度は一斉に批判へと転じたり。

ただ、それは一面的に「大衆は愚かだ」と描いているわけではありません。街の人たちにもそれぞれの悩み、不満があり、日常の延長線に怪盗団という存在を見ています。注目を集める存在に、自分の願望や不満を投影してしまう人間心理が、とてもリアルで恐ろしいなぁと。
この「集団心理」を描いたテーマは、メタファーリファンタジオにも通じるものがありました。ストーリーの趣旨も、朱に染まるなって感じが強い。「集団が~」「集団は~」と語りすぎて逆に気にしすぎ感も少ししましたが。

一方で、雑踏除いたストーリーのみに注目すると、かなり王道でした。
仲間が一人ずつ増えていき、典型的な悪役と対決する流れはシリーズのお約束。勧善懲悪と世界救済。「次はこうなるだろうな」と予想しやすい展開。まあ、そんな中でもものすごいサプライズはあったわけですが…。敵も味方もありのままの姿を描くところが好きです。
終盤は世界そのものを救うスケールの大きな展開になり、このあたりはテイルズシリーズのような王道JRPGらしさを感じましたが、個人的にはファンタジーすぎて少しだけ違和感もありました。
終盤の戦闘が大味

難易度は普通でプレイ。
序盤から中盤までは工夫しながら戦う楽しさがありましたが、終盤になるにつれて敵が柔らかく感じる場面が増えました。最後はもう万能全体攻撃のメギドラオンをひたすら連打するか、戦闘に入らずレベル差で瞬殺するかの二択でした。
メタファーでは雑魚敵でもセミボスレベルの手応えがありましたが、もしかするとP5Rで感じたこうした部分が次回作に生かされたのかもなーと。
総評:クリアさせてくれるゲームっていいよね

サクサクプレイで100時間。これからプレイする人は、ある程度時間がかかることは覚悟した方がいいかもしれません。
振り返ってみると本作はとにかくストレスフリーでした。
日程には余裕があり、戦闘難易度も比較的易しめ。ショートカットや豊富なセーブポイント、オンライン合体や警告合体といった便利なシステムも充実していて、プレイヤーが「面倒だな」と感じる部分を徹底的に減らそうという気遣いが感じられました。

まとまった時間が取れず、1日30分だけしかプレイできない日もありました。それでも再開・中断が容易だから、確実に前へ進められる。この積み重ねがあったからこそ、100時間という長いゲームでも最後までクリアできました。長いゲームは世の中にたくさんありますが、ちゃんとクリアまで遊ばせてくれるゲームは意外と多くありません。その意味でも、本作のゲームデザインは非常に優れていると思います。
ストーリーは予想がつきやすい王道展開、終盤の戦闘はやや大味になるものの、それを補って余りある完成度があります。
個人的にペルソナシリーズはP3Rが1番好きですが、これからシリーズを始める人に勧めるなら、迷わずP5Rを選びます。
これで心置きなく、P4Rを待てる……!!








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