鉄血のオルフェンズ46話「誰が為」のストーリー振り返りと感想。ますます劣勢となる状況。なにもかもラスタルが上手だ。

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前回のあらすじ

 大将狙い失敗、シノ死亡。

ジュリア(ジュリエッタ)の決意

 シノの死は衝撃だった。ミカヅキは一刻も早く現場に向かおうとするも、ジュリエッタはしつこく食い下がってくる。それにブチ切れたミカヅキはジュリエッタをボッコボコに。演出上の積み重ねとか、ジュリエッタの意思とかを全て否定する純粋な強さ。ジュリエッタはその後ガエリオに回収されて一命を取り留めることになるが、ミカヅキの有無を言わせぬ強さに触れて、自分はミカヅキのような強さではなく、人間的な強さを追求することを決意する。ガエリオもそれを応援する。

マクギリスvsガエリオの結果

 アルミリアを庇ったときの手の負傷が響いてマクギリスは劣勢。そんな彼を庇ってイスルギが死亡。死に際に、なぜ物のように扱われても何とも思わないのかというガエリオの問いに、「マクギリスは夢をみせてくれる」とイスルギは答える。ガエリオは理解を示しつつも「それはまやかし。俺もみたが、過去の夢だ」と切り捨てる。

火星へ

 シノは失敗したが、足場のホタルビからチャフ(レーダー妨害)が散布され、ラスタル陣営の目が眩む。そのスキに鉄華団はじめクーデター軍は戦場を離脱。今回の大戦はラスタル側の大勝利だった。

 マクギリスは火星支部にまだ戦力があると余裕の態度をみせるも、すでにラスタルに手を打たれていた。ホームランドかと思っていたらそこに待っていたのは入港拒否。ちなみに寝返ったこの人物の名は新江。汚職を働いたコーラルの後釜として、マクギリスが自分で指名した人物である。ちなみにこのキャラの登場について当時の自分の反応は

メタ的なことだけども、彼は、キャラデザ的に、モブキャラみたいなものだろうね。

29話感想

  とんだ節穴だぁ!

感想

 全体としてしんみりとした回だったなー。戦闘はあったけども山場は前回で、今回は消化試合的な。主要人物の一人イスルギが逝ってしまわれたからそういう言い方はアレだけどさ。そのイスルギとガエリオのやり取りは興味深かった。ようは、夢でもみなきゃやってられない現実があるってことなんだよね。これは宗教とかオルタナティブファクトとか、今も昔も変わらない人間の性状だよね。「辛い現実?いや、我慢しろよ!」と横から口出しができるのは恵まれた人間だけ。ギャラルホルンならセブンスターズ、鉄華団なら教育を受けたザックとかがそう。夢をみている彼らは自己犠牲を厭わないんだよね、それこそ生きがいだから。イスルギはマクギリスが夢をみせてくれたというが、夢をみてるのはマクギリスもそうだ。「夢」も「まやかし」も物は言いようだろう。

何人も判断するよりはむしろ信ずることを願う

(セネカ)

・最後のオルガとミカヅキのやり取り。今更ながら、ミカヅキって王道の鈍感主人公だったんだね。悟空とかルフィのような、抜けてんだけど、意思は一貫してるというか。極端ともいえるし純粋ともいえる。それに周りが影響を受けるというね。

・歌舞伎化するガンダム、誰かをかばう演出も伝統だよな。鉄血だけで何回あっただろう。

・今回いろいろと考えさせられたな。で、ひとつ残念なことがあった。負傷していたこともあるけども、マクギリスinバエルがクソザコだったこと。そりゃガエリオはフルスロットルバルバトスと同等の戦闘力を持つ。とはいえラスボスがね。政治もボロボロだし、嫁は幼女だし、いろいろ残念すぎる男だな。

・ヤマギ→シノの思いは仲間や家族をこえる思いだったと、シノ自身も気付いていた。ぜんぜん気づかなかった。ホ。

・DVD/BDの発売情報から、全50話で完結すると判明しています。残りは片手で数えられるほどに。

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