いさなとり
いさなとり
とは、捕鯨のことをいうようです。
今回の戦闘中、鉄華団の船、イサリビのことを「エビ」と表現するセリフがありました。
エビ、いやエビスは漁業の神です。
エビスは豊漁を引き寄せると言われ、その由来はクジラだとも言われています。
クジラが現れるところには小魚が集まっている。
↓
小魚を引き寄せるクジラすげえええっていう信仰ですね。
クジラは「いさな」とも呼ばれます。
「いさなとり」とはまさに神をとらえたに近い。
一言でいうと大物を捕まえた!ってことです。
エビがクジラを引き寄せた!
なぜマルバがここに?
マルバから停船を求める通信が入ったところからです。
通信だけで近くにはいないようです。
通信座標を特定したら、後ろにべったりとくっつかれていました。
エイハブウェーブ(レーダー)の反応がなく、突然の襲来でした。
ステルス機のようなものだろうか。
マルバはナゼ・タービンという男の手助けでここにいるという。
ナゼ・タービン
マルバの支援をしていたのはナゼ・タービン。
タービンズの代表。
タービンズとはテイワズ直参の組織で、
小規模ながらもテイワズの輸送部門を管理している。
さらにテイワズのトップ、マクマード・バリストンと親子の盃を交わしているという超大物。
まさしくクジラだ。
マルバとナゼは昔のビジネスパートナー。
先日、偶然にも火星で再会し、
マルバが鉄華団と揉めていることを知って手助けをしているという。
手助けの条件はCGSの全財産だったが、
CGSは廃業され、所有物はすべて鉄華団に移譲されていた。
それを取り返しにきたというわけ。
すべて引き渡せば命を保証するし、
全員バラバラになるかもしれないけども、まっとうな仕事を紹介するという。
絆を重んじるミカヅキはそれを嫌がる。
クーデリアもマルバの資産
クーデリアについては事情が複雑で
マクマードに確認する必要があるらしい。
なんとクーデリアはマルバの資産に含まれているという。
クーデリア自身は知らなかったよう。
つまりクーデリアが知らないうちに
CGS社長と誰かとの間で取引があったもよう。
「誰か」とはクーデリアの父だろうか?
鉄華団とタービンズ。
これから協力を求めようという相手と最悪の出会いをしました。
そして戦闘へ…
ナゼの良心的な取引に対し、ビスケットはものすごい切り返しをする。
テイワズの輸送部門を管理するタービンズに案内役を頼みたい。
そしたら通行料を払う。
なんという厚顔。
当然ながら交渉決裂。
イサリビは180度回頭して敵艦ハンマーヘッドと正面衝突。
タービンズの戦闘員は女ばかり。
パイロットもデッキも。
タービンズのMS、百錬。
Zの百式は100年使えるようにとの願いからつけられた。
百錬は100回練習しろってことか?
少なくとも長い間活躍しそうな機体です。チューンアップ含めて。
ギャラルホルンとの戦闘の直後でMSの整備が不十分ということもありますが、
バルバトス、グレイズともに百錬に押し負けます。
出力もパイロットの腕もタービンズのほうが上手な感じです。
しかしそのタービンズも決め手に欠ける感じ。
やはり実弾しかないというのが大きいです。
コクピットへのクリティカルヒットだけ避ければいいので、よっぽどでなければ戦死しません。
対艦でも同じです。
鉄華団のやり方
イサリビは相変わらず無茶をする船です。
スモークミサイルを発射して目眩まし。
このまま引くのだろうか?と思ったら正面突破!
あわや正面衝突という命知らずの作戦です。
前回?前々回と同じですね。
さらに、この瞬間に敵艦に穴をあけて侵入していたのでした。
しかも先頭をきっているのはオルガ。
一連の命知らずの行動に驚くナゼ。
マルバが言うには彼らは宇宙ネズミだからそれくらい平気だという。
ナゼは「宇宙ネズミ」というワードをきいて「アラヤシキ」を連想し顔色が変わる。
そしてマルバが子どもたちに無理やりアラヤシキの手術を受けさせていたことを知った。
その頃MS戦闘は佳境を迎えて
さぁあと一撃!といったところで
ナゼとオルガの一声で終結する。
話がついた。
感想
停戦したがまだ確実に仲間になると決まったわけではない。
ただ今話のサブタイトルや次回予告などを加味するとその可能性が高い。
ツテはできたが、タービンズが鉄華団に加勢する理由がない。
つまるところ金だと思うが、
ギャラルホルンに目をつけられている問題児とつるむだろうか。
恩を売る、もしくは大義を共有するような話が必要だ。
タービンズが女ばかりなのは、鉄華団は男ばかりのバランスをとってかな。
女だらけのワケ、
宇宙ネズミ、アラヤシキに反応するワケ、
テイワズ代表との盃、
ナゼとはどういう男なんでしょうか。
今回気になったのは
クーデリアもマルバの資産というところ。
クーデリアも大人と子供、父と子の対立に悩むことになるのか…。