ガンダム使用罪
決闘に勝利したスレッタだったが、禁止されているガンダムを使用した罪で拘束され、決闘もなかったことに。
ガンダム(GUND-ARM)とは、GUND(ガンド)技術=ガンドフォーマットを搭載したモビルスーツ(MS)のこと。禁止の建前は「パイロットに負荷を与えるから」だが、それだけじゃないような気がする。意識拡張が良くて身体機能拡張が駄目なのはなぜだろう。
審問会で「水星でパーメットを採掘」のような発言があったことから、資源orエネルギー利益独占的な話かもしれない。 利益追求する企業として、お金関係というのが1番腑に落ちる。
いずれにせよ、使用が禁止されている「呪われたモビルスーツ」を使用した罪で、スレッタは拘束され、そのガンダムを持ち込ませた後ろ盾=水星の企業が審問会に呼ばれることになる。
ミオリネの憤慨
一方のミオリネは、スレッタが拘束&退学の流れとなったこと&父親から「お前も退学して、テキトーに結婚させる」と伝えられたことで憤慨。母の葬式について触れていたことからも、ギクシャクの根本には母のことがありそうだ。
そこへ前回脱出のサポートをしてくれるはずだった女性が迎えに来て、今度こそ地球へ向かうことに。
ちなみにこのときの裏で、感染対策がなんとかってアナウンスが流れてた。これはただの環境音かな?一応メモしておく。
審問会(魔女裁判)での弁明
審問会とは、ようは、「魔女(ガンド技術肯定派)か?」を問うベネリットグループ内の集まりのことで、その仰々しさからいって、ガンド技術への驚異や恐怖といったものを感じられた。ここでいう魔女はガンド技術を生み出したあの女性博士のことかも。
スレッタが持ち込んだガンダムエアリアルは、シン・セー開発公社製のモビルスーツで、呼び出されたシン・セー開発公社代表が、レディ・プロスペラ、エリー/スレッタの母親だった。
声も義手もプロローグに出てきた彼女と一致する。ただ顔にマスクのようなヘッドギアを装着している点だけ異なる。身分を隠す必要があるからわかるけども、ガンダムシリーズでマスクといったら主人公のライバルポジションなので、そういう展開がちょっと頭をよぎった。
ちなみに偽名のプロスペラは繁栄という意味。企業グループの隠れ蓑的にぴったりだし、ガンド技術の繁栄という意味も込められているのかもしれない。
プロスペラが言うには、ガンダムエアリアルはただの新型ドローン技術で、ガンド技術は使われていないという。データストームも検出されなかったし、パーメット流入値の基準も超えてない。だからガンダムではないと。
とにかく決闘だ!
弁明するプロスペラだが、総裁デリングの独断でガンダムの廃棄が決定する。
そこへ娘のミオリネが乱入! スレッタを見捨てることはできなかったのだ。
んで、よくわからないが決闘で決めることになった。
ミオリネ側が勝てば、エアリアルの廃棄やスレッタの退学などが取り消しに、負ければすべて言いなりに。勝てばおk! 単純で分かりやすい。
その他気になったところ
アーシアン差別と企業ランク
アスティカシア(学園)に入学するには、ベネリットグループ傘下の企業の推薦が必要で、どこが推薦してくれたかで学園内での扱いも変わるようだ。ちなみにスレッタの後ろ盾はシン・セー開発公社で、ランクはD。雑魚である。
公式サイトによれば、スレッタはじめアーシアン(地球民)は、どうやらこの後ろ盾部分が弱いみたいで、この経済格差もアーシアン差別の理由の1つであることで間違いないだろう。
グエルの親父と共謀
総裁の独断から決闘まで持っていけたのは、グエルの親父ヴィムの口添えがあったからである。審問会前に、プロスペラが取引を持ちかけたところが描写されていたし、前回ヴィムは総裁を暗殺しようとしていたくらいだ。一泡吹かせようとかそういうのではなくて、もっとガッツリと反旗を翻す同盟のようにみえた。親同士が共謀するとなれば、息子と娘の共闘路線も大いにありそうだ。
感想と考察
OPについて
OPは前回のラストにも流れてた曲だね。CMでよく流れていたから耳に馴染む。キャッチーなようで、よく聴くとエッジが効いていてパワーを持った曲だね。やっぱり女性主人公だから、女性ヴォーカルなのかな。多分シーズン2でOPEDも変わるだろうけど、そこも注目だ。
映像的には新しいことはなかったな。学園モノがしばらく続きそうな予感はした。あと、最後のタイトルロゴのところ「水星の魔女」の「の」が変形するところ、あそこは公式サイトのサイトロゴに似ていると思った。もしかしたら象徴的な意味があるのかもしれないから、次はもっと注目してみてみよう。
スレッタの涙
ストーリーで今回1番心に残ったのは、スレッタが泣いちゃうところ。背景とかそういうのなしに、シンプルに女の子が泣いているところを見てウルッときた。エアリアルは家族とまで言っていたのに廃棄&自分も退学だからなー。食欲あるけれど、悲しみがそれを上回ってくる感じがリアルだった。
ちなみに、パンを届けに来たケレスは公式サイトによると御三家らしいが、味方になってくれそうな雰囲気がある。前回いち早くガンダムだと気付いたのは彼だったし、タブー技術に興味がある学者タイプなのかもしれない。グエルも親経由で味方になりそうな雰囲気だし、御三家全員仲間パターンもあるのか?
親子関係
ガンダムシリーズで親子関係ってわりと定番なテーマだけど、本作も例に漏れず濃い。ただ昔の作品とくらべて水星の魔女はスカッとしているね。昔の作品だと遠回しにディスったりして親とのリアルな距離感を感じられるやり取りが多かった。今回の「ダブスタ親父!」のように、まっすぐに歯向かっているところが今風だなと。いや、ミオリネが特別なだけかもしれない。今回だけでもグエルが親父に叱責されていたが、とても向かっていく感じではなかった。
という視点でいうと、スレッタと母親の関係も気になる。普通に考えれば共闘だけど、仮面をつけていたから「おや?」となった。ガンダムシリーズで仮面は一筋縄ではいかない関係。対立もあるかもしれないね。
今回もあっという間に感じた。それだけ夢中になって観れているということ。はっきりと言える。面白い。
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