独断と偏見。インポッシブル以降を念頭に置いてます。
パージで増加する侵食
ドーターは侵食の値を参照するカードが多いです。
侵食は手札をパージすることで得られます。
手軽なようにみえて、侵食を軸にしたスタイルの場合は、意識的にパージしていかないと実用的な水準まで達しません。
闇の契約はハイリスクハイリターン
闇の契約は永続的なバフで、闇の契約の値だけ侵食の値を増加させる効果があります。しかし、ターン開始時に同値のダメージを受けます。
闇の契約を減少できるのは一部のカードしかありません。闇の契約のついたカードを何も考えずに使っていると、毎ターン受けるダメージだけがどんどん伸びていきます。
一部のカードには、「境界値」という、闇の契約の値が一定以上のときだけ発動する効果が追記されているものが多いです。境界値7なら、闇の契約7以上が条件ということを意味します。
境界値は強力なカードのものが多いですが、基本的にリスクが大きすぎるため、そのリスクへの対処を前提にした運用が望ましいです。
必殺はアタックカードの再実行
必殺はスタック可能なバフで、必殺の値以下のアタックカードを使用すると、コスト分の必殺の値を使用して再実行します。
必殺の効果の対象になるのはアタックカードだけです。ドーターには、侵食型の「解き放たれた闇」をはじめ、攻撃系のアビリティカードが多いので混同しないよう注意が必要です。
再実行は単に威力の倍増だけでなく、石の再発動を狙えるほか、デバフの重ねがけもできます。正直そこまで強力なものではありませんが、サポートカードやレリック次第で毎ターン再実行攻撃を行うこともできるようになります。その手軽さが強みです。
虚空石の着脱が可能
ドーターは1度はめた虚空石を取り外すことができます。
上書きではなく「右クリックで除去」であることに注意です。
すごく便利な機能なので、公式ディスコード内でも全クラスに望む声が大きいですね。
初期デッキ考察
他のクラスだと、どちらの初期デッキを選んでも最終形は似通ったデッキになりがちでした。しかし、ドーターは最終形でまったくの別物になることも珍しくないです。
レアカードにしても当たり外れが大きいというか、○○型だから△△型のこのカードは使えないな…みたいなこと、つまり極端なハズレが多いです。
侵食型
侵食の75%がダメージになる「解き放たれた闇」がキーカード。いかに早く侵食を溜められるか、またどのタイミングで攻撃に転じるかがポイント。
強みは「解き放たれた闇」の攻撃力がどこまでも伸びていくこと。アタックカードに困らないのでデッキ構築が安定します。しかし、侵食を溜めないとどうしようもないため、速攻系の相手に弱いです。
犠牲型
犠牲型は闇の契約を軸に戦います。「飼い慣らされた罪」「ソウル・キッス」のレイジ上昇効果を使いながら、「ひと掴み」でひたすら攻撃し続けるというシンプルなスタイルです。
強みは侵食型ほどパージを意識しなくてもいいシンプルな操作感と最序盤の攻撃力の高さ。しかし、だんだんと攻撃力不足を感じ始めます。すると長期戦になりがちで、闇の契約のペナルティが重くのしかかります。
侵食型の戦い方
侵食を溜める
なにはともあれ、いち早く侵食を溜めることです。
- エナジー最大状態のパージで+2
- エナジー最大の状態で次ターン迎えると+2
- スペル(選別+侵食+1)
特に重要なのは「エナジー最大状態でのパージで+2」です。最初のターンは全部パージでも良くて、2ターン目以降もできるだけエナジー最大を維持して、少しでも効率の良いパージを心がけます。ブロックカードを使用しなければいけない時も、パージしてから使用するなどの些細な工夫が大事です。
スペルは2ターンでリチャージされるので、忘れずに使用しましょう。捨てることで効果が発動するブロックカードの使用を見越して、あえて温存することもアリです。
デッキの高速回転を狙う
手っ取り早く侵食を増加させるには、「解き放たれた闇」を捨てることです。選別カードやドローカードなどでデッキをガンガン回していきましょう。
捨てることでブロックを得られるカードを同時に投入すれば、侵食もブロックも同時に稼げるようになります。
山札再構築に効果のあるカードもありますし、おそらくドーターの本筋的な戦い方なのかなと思います。
犠牲型の戦い方
犠牲型は最序盤こそ楽に戦えますが、だんだん以下の2つの問題が浮き上がってきます。
- 攻撃力不足
- 闇の契約によるダメージ
この2つは密接した問題で、1ゆえに長期戦になって2に困ることもあれば、2ゆえにブロックカード重視になって1になることもあります。
結局、どちらも解決しなければなりません。
攻撃力不足の解消
初期デッキの「ひと掴み」のみだと、頑張っても1枚20ダメージほどで、100~200HPの敵相手では力不足を感じます。
そこで大事になってくるのが、レイジ、弱体、必殺の活用です。特に初期デッキに含まれない弱体と必殺は積極的に拾いにいきましょう。
これらの補正はより攻撃力の高いアタックカードの方が有効なので、結局のところ「ひと掴み」では力不足なんですよね…。
闇の契約を低下or軽減
長期戦になると闇の契約のペナルティが無視できないレベルまで膨らんでいきます。それに対する対処法ですが…そもそも闇の契約系のカードの使用を控えたほうがいいです。初期デッキでも「ひと掴み」を抜いてしまえば、闇の契約のリスクはほぼなくなります。とはいえ、「ひと掴み」なしに進めていくことは困難ですので、徐々に割合を減らしていくことを意識すればいいと思います。
また、一部レリックやカードには闇の契約のペナルティを軽減してくれるものがあり、それらを活用するのも手です。以下は抜粋。
闇の契約を減少。ささいな数字ですが、永続的な3ダメージを軽減と考えれば、そこそこ優秀。
闇の契約を13以上に増加させない。強化すると侵食のみ増加となる。13くらいはまあ、許容できなくもない…?
契約を契約で抑制。超長期戦になるとキツいが、そこそこまでは耐えられるようになる。
軽減系の中でも大当たりの部類。実質闇の契約のダメージが半減する。上の「限界」と組み合わせると、闇の契約の問題はほぼ解消。
侵食型と犠牲型の比較
2つを比較したとき、道中のカードやレリックへの依存度が高い犠牲型の方が難しい…というか運ゲー感があります。その分、一喜一憂できる楽しみもありますが。
安定する侵食型、不安定だけど楽しい犠牲型といった感じでしょうか。
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