窮屈なミッション設計が気になって途中で断念。『ACE COMBAT 7 SKIES UNKNOWN』の感想

4.0
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期待して始めたけれど…

エースコンバット5がめちゃくちゃ好きで何周もした自分が、Steamセールで安くなっていた7を見つけて、久々にやるかー!っとノリノリで始めたところ……。

クリアを断念!

プレイ時間は9時間、チャプター11まで到達したので、体感では半分ほど。ここまでの正直な感想をまとめます。

インストールサイズは61.15GB

総合的には、

「悪くはないんだけど、なかなか気持ちよく飛ばせてくれないね」

って感じでした。

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良かった点:いつもの面白さは健在

大きなシステムの変更はなし!

操作感は昔のまま

5以来でしたが、

ブリーフィング → 機体・兵装選択 → 出撃 → 空戦

という一連の流れはそのまま。

懐かしさにグラフィックの進化が合わさって、序盤はテンションが上がりました。

最初からフルスロットルのドッグファイト

臨場感満点で単純な操作なのにすっげー面白い。

久しぶりのシリーズプレイでしたが、ゲームの基本的な流れ(ブリーフィング、機体&兵装選択、出撃、機体操作)は大きく変わっておらず、懐かしさと、スピード感と、あと進化したグラフィックに大興奮。

空で追いかけっこしているだけなんだけど、これがたまらなく楽しいんだ…。

難易度はやや高めに感じました。ストーリー最初の方から激しめの空戦が多く、縛り(後述)も多め。

間接的に描かれるプレイヤーがかっこいい

ストーリーは完走していないので、途中までの評価となりますが、良くも悪くもといったところ。

主人公は直接的には描かれず、メカニックの女(語り手)の視点で間接的に語られる手法。これがいい。「なんだあいつは」って感じに描かれる主人公がかっこいい。

主題としては、「これからはGかけ放題!」、「パイロット不要の無人機の時代」になって、パイロットの存在意義って…みたいなやや懐古主義的な感じ。トップガンマーヴェリックっぽい内容。

あとは普通に蹴落とされてからの成り上がり的な感じも。

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良くなかった点:窮屈な難易度設計

一方で良くなかった点ですが、

なんといっても、キャンペーン(ストーリー)のミッションの設計ですね~……。

ムズい!

シリーズ経験者の自分でも、何度もやり直すステージがいくつもありました。

個人的に心が折れたのが、その難易度の調整の仕方。

全体的に「縛り寄り」で、

「見えない」「動きづらい」シチュエーションが多いのです。

すべては本作の特徴でもある環境要因のせいですね。

例えば、「空戦(ただし、悪天候)」や「爆撃(ただし、レーダー不調)」といった具合。

思い通りに飛べない状況での戦闘という二重の難しさがあります。

一言で、窮屈。

自分の能力をすべて発揮して、強敵と戦う!というのを求めていたので、ここが心から気持ちよく遊べなかったポイントでした。

ずっと重荷を背負わせられているというか…。

エースコンバットというくらいなのだから、エースになりたいのに、常に怪我を負った状態で戦わされるみたいな…。

エースコンバット5の伸び伸びとした空戦をイメージしてたので、縛りばかりの設計にはげんなり。つまらなくはないんですが、気持ち的に途中で萎えてしまいました。

特に嫌だったのが「隠れたターゲット」ですね。雲や嵐で視界不良の中、さらにレーダーも効かないという…。

近くしか見えない。もはや探索ゲーで、なんだこれはと。

さらに辛いのが、そうしたミッションはターゲットが複数個ありがちなこと。必死になって見つけたターゲット1つ破壊したところでの達成感も少ないという……。

あと、一定ポイントを貯める必要があるスコア稼ぎ系のミッションも多いのですが、これの時間制限が結構シビア。のんびりやっていたら間に合いません。

どちらにしても的が動かない対地目標が多いというのも気が削がれる要因。

で、そうしたステージに限って途中でUAVなどの戦闘機が現れることが多いのなんだこれ。動きの鈍い対地系機体は使いづらく、ビュンビュン早い戦闘機が万能になってしまって、もう全部これでいいじゃんって…。

機体ツリーやら兵装やら、面白い選択肢があるのに選択の幅が狭まっているのはもったいない…。

チャプター6やチャプター7、チャプター8といった中盤以降は、悪天候、雷、エースパイロットの出現、暗闇の中での戦闘など、大変でしたねもう…。

で、「どうしてこうなった?」と考えたとき、やはり天気とか地形のせい!って言いたい気持ちもあるんですが、同時に「環境の変化おもしろ…」と思ってる自分もいるんですね。

同じ空模様の空戦よりも、色味や光量に変化があったほうが面白いし、風で煽られるのとかもリアルなレースゲームみたいで臨場感があって好きなんです。

だから根本の原因としては、環境要因とミッション自体の難易度の二重の難しさの重み付けが、ちょっとオーバーなところにあると思うんです。

つまり、自分には難しすぎて萎えちゃったってことです。

総評:純粋な空戦を求めていた人には厳しいか

ちょっと今の自分の忍耐力では諦め…。

伸び伸びとした空戦をイメージしてたので、求めていたのと違った感。

とはいえ、ゲーム全体のクオリティが低いかというとそうではない!

機体ツリーやカスタムパーツなど、惹かれる要素はいっぱいあったしね。

普通に良くできたゲームだと思うし、そもそものゲーム性は不変なわけだから、シリーズファンも、新規勢もハマる人はハマると思う。

あと安いしね。よくセールで92%オフとかになって700円くらいで買える。

「自分で触って確かめるのおすすめですー」って…当たり障りのない未クリア感想でした。

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