ダイシーダンジョンズの絵師の人

作品名 | Floppy Knights(フロッピーナイト) |
開発 | Rose City Games |
リリース日 | 2022年5月24日 |
ジャンル | ターン制ストラテジー、デッキ構築 |
価格 | 2,050円(Steam) |
対応プラットフォーム | PC(Steam,Epic) |
日本語対応 | あり |
インストールサイズ | 約1.29GB |
Steam評価 | 非常に好評(83%) |
プレイ時間 | 約1時間~ |
基本的にこのブログでは、どんなゲームでもクリアまでプレイしたゲームを取り上げています。が、今回は例外。途中で飽きちゃった。ほんの触りだけのプレイですが、せっかくプレイしたので記録までに。

そもそものプレイのきっかけは、この絵柄。

以前プレイした『Dicey Dungeons』と同じ絵師さんがデザインを手がけています。開発は別なので、ゲームの中身とは無関係なのですが、それでも「この絵の雰囲気だけで遊んでみたい」と思えるほど、個人的に強い思い入れがある作品。
自分にとって『Dicey Dungeons』は、デッキ構築系の中でも最初の方にプレイした作品だったのですが、その後に似たようなのをプレイしても、自分の中でなかなか順位が落ちない、いわば金字塔的な存在。
そんなわけで、絵柄に似ている、というだけで、正直もう期待値が跳ね上がってしまっていて。しかもジャンルもデッキ構築系という。期待しない方が無理!
が、結論から言うと、あんまりでした!
だから途中でやめちゃいました!
デッキ構築×タクティカルSRPGという面白そうな構成

ゲームジャンルとしては、いわゆるタクティカルSRPG。
ファイアーエムブレムやディスガイアのように、ターン制でユニットを選んでマス目を移動し、敵に接近し攻撃するという、オーソドックスなシステムがベースです。

そこにデッキ構築の要素が加わっているというのがユニークで、
- 移動
- 攻撃(スキル)
- 回復
といったコマンドがカード化されています。
それを手札から毎ターン、限られたコスト(だいたい5前後)で使っていきます。

ステージ制で、クリアするごとに新しいカードを獲得し、自分好みのデッキを少しずつ構築していくという流れ。
定番のデッキ構築要素と、ポップな見た目で世界観もコメディ寄り。
ルールがわかりづらいということもなく、これは期待できる!と思ったのですが…。
感想:なんか、窮屈

最大のネックは「移動」でした。
毎ターンのコストが限られている中で、「移動」でコストを消費しないといけないのが辛いところ。
SRPGにおける「移動」はもう呼吸みたいなもの。なのにそれが1番のコスト圧になっている。
中には足の遅い鈍重ユニットもいて、そういうのは「移動」2枚くらいを使ってやっと前線に出られる感じになる。その時点でもう手札もコストもカツカツで、スキルを撃つ余裕がまるでない。複数ユニットを運用しようものなら、毎ターン誰かしらが置いてけぼりになり、隊列がバラバラに。
なんかもう戦略って感じではなかったです。面白そうな効果のカードはあるのに、
「なんか、窮屈」
ってプレイ感。
ステージ設計の難しさ
以前プレイした『Spelldrifter(スペルドリフター)』も、似たようなシステム(行動がカード)で、それもだいぶ噛み合わない作品だったことを思い出しました。
SRPGの面白さと、デッキ構築の面白さ。
この2つを両立させるには、ステージ構成やカード設計、テンポ感など、すべてにおいて極めて繊細なバランス調整が求められるのだなと。
どちらも素材としては最強。
例えば焼き肉とラーメン。どちらも素材としては最強。でも、それをそのまま一皿に盛ると「……ん?」となる。単純な足し算じゃないんですね。

そう考えると、「バランス調整が神」って、本当にすごいこと。気軽に「バランス神!」って言いがちですが、神ってるバランスは、卓越した強みなんだなと。それを再認識した今回のプレイでした。
まとめ:魅力はある、でも楽しめなかった
ビジュアルも可愛く、世界観もユニークで、なんなら日本語翻訳も丁寧。カードのアイデアも悪くない。
でも、あんまりっていう。
見た目は美味しそう、素材もいい、店内もおしゃれ。でも、食べてみると「あれ……?」ってなる、そんな飲食店のよう。
Steam評価は割と上々ですが、自分にはちょっと合いませんでした。
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